ノキアがCarlZeissレンズに4100万画素!センサーを搭載したスマートフォンNokia 808 発表!!
えっ!?と目を疑ってしまいましたが、なんとノキアが4100万画素!!のスマホを本気で発売するようです!
いきなりフルサイズNikon D800の3600万画素を超え、中判Pentax 645Dと同等の画素数!いったいこれはどういうことなんでしょうか?
ノキアがNikon D800(3600万画素)もびっくりのカメラを搭載したスマートフォン Nokia 808を発表しました。
◆イメージセンサー
・1/1.2インチ 4100万画素
・トータルピクセル数 7728 x 5368
・ピクセルピッチ: 1.4μ
・ロスレスズーム可能: 静止画で3倍ズーム、 フル HD 1080p video で4倍ズーム
◆レンズ
・Carl Zeiss Optic製
・焦点距離: 8.02mm
・35mm判換算: 26mm(16:9) 28mm(4:3)
・開放値: f/2.4
・撮影範囲: 15cm ~∞
・枚全非球面レンズ
・異常分散モールドガラスレンズ 1枚
・メカニカルシャッタ搭載
ということで、1/1.2インチというとフジX10の2/3インチよりも大きいという携帯電話・スマホとしては異例の大きさのイメージセンサー。
それに画素ピッチ1.4μプロセスで4100万画素をまぁ普通に実現しちゃったようです。
ただし、センサー内での画素混合によって最大800万画素として出力されるようになっているようです。
さすがにスマホで4100万画素をネットに流すわけにも行かずということもありますが、ただ画素数を圧縮したわけでは無く、以下のような様々なメリットを生んでいるようです。
◆余裕の画素数で3:2、16:9のマルチアスペクトを実現
イメージサークル内で最大の画角でマルチアスペクトを切り替えることが出来る。
少々画素を捨てても4100万画素あれば余裕ってことですね。
◆光学ズームレンズ無しでのズームが可能
クロップによるネイティブ解像度以上でのズームが可能。
ノキアは画素混合をオーバーサンプリングという表現、クロップズームをNokia PureViewという名称を付けています。
下の図では800万ピクセル、500万ピクセル、300万ピクセルでズーム倍率とイン・アウトのピクセル数の関係。
◆明るいレンズを使うことができる
単焦点レンズによってコンパクトで大口径のレンズを使うことができる。
f2.4通しのズームが可能になる
◆無音ズーム
当然ですねw
◆シンプルな構造
レンズエレメントが少ないので、高精度である。また画質も良い。
通常のズームレンズは多数のレンズを使用。
◆コンパクト
同じズーム比率で50%〜70%コンパクト
◆マクロに強い
通常光学ズームレンズの最短撮影距離はワイド側だが、Nokia PureViewは望遠側で最大倍率となる。
◆ベイヤー配列の問題を解消できる
通常800万画素センサーの場合、グリーンが400万画素、レッドとブルーが200万画素ずつであるが、ノキアのオーバーサンプリング処理後は1ピクセルが純粋なRGBとして出力される。
ナイキストの定理により優れたパフォーマンスを示す。(つまりモアレが発生しにくいのでローパスレスに出来るということ?)
◆ボケが得られる
例えばN8のセンサーよりセンサーサイズは2.5倍である。更に明るい口径のレンズで構成されているのでボケを生みやすい。
◆品質が安定している
現在多くのスマホ用センサーが1.4μの画素ピッチとなっているが、そのままの技術で製造することができる。
1.1μも出現しているが、まだまだ製造上の課題が多い。
◆スライドズーム
クロップしているので、ズームして切り出す場所をスライドさせることができる。
スマホのタッチ画面との相性が良い。
ということです。
そんなNokia PureViewがちょっと判るようになる?動画
これまで、スマートフォンはサイズの制約から、ズーム、手ブレ補正の搭載は困難でということもあり画質的にはまだデジタルカメラの方が優位と言えましたが、この技術によって、光学系やメカを必要とせず高画質のズームと手ブレ補正も可能になります。
デジタルカメラより高画質のスマートフォンが出現する可能性が高いかもしれませんね。
またAPC-Sサイズで1億画素、単焦点レンズ、電子ズームカメラなんて出来るかもしれませんね。
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デジカメは日本の電機業界の中でも収益の出る残された分野ですが、こういう所から既に切り崩しが始まっているんですよね。決して楽観はできないです。こうなると国内では先進的な部類のキャノンでも、守旧派に見えてしまいます。ノンフレックスが新しいビジネスモデルとなり得るのかで、キャノンの戦略の柔軟性が試されているような気がします。
GoPro、RED、Leica、Lytro、Aptina、Dalsa、など日本のカメラにはないアプローチが成功し始めていますね。
ご指摘のように、フレックスカメラが銀塩フィルムベースで開発された技術すれば、近い将来はGoProやRED、あるいはiPhoneみたいなのがカメラと呼ばれているようになるのかもしれませんね。
キヤノンの次のモデルはどう提案して頂けるのか?注目ですね。
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