アドビLightroom次のアップデートでインポートツールを以前のメニューに戻すことを発表(迷走?)
10月に行われたAdobe Photoshop Lightroom 6.2のリリースでクラッシュが頻発するという問題が発生し、ちょっとした話題になりましたが、そのバグが修正されたことで収束した筈なのですが、まだ続きがありました。
ことの顛末
- 10月6日に Lightroom CC 2015.2 (LR6.2)をリリース→こちら
- 直後にクラッシュが頻発するということが話題に
- 10月8日にAdobe Lighitroom Journalでクラッシュ問題を認め、一時的に回避する方法を公開→こちら
- 原因は新インポートツールのバグ
- 10月10日にクラッシュバグが改善されたLightroom CC 2015.2.1(LR6.2.1)をリリース→こちら
- それでもその新インポートツールが競合ツールより600%遅いという動画が投稿される
そして10月16日Lightroom Journalで更なる発表
I’d like to thank our customers for their patience while the team reviewed several options for restoring import workflows and addressing quality in Lightroom. We can now confirm that, in our next dot release, we will restore the previous import experience.
- 次のドットリリースで、以前のインポート方法に戻すことを合意した
- 現在、詳細とリリースタイミングを詰めいてる
- もし、次のリリース以前に、インポートメニューを以前のものに戻したい方は、Lightroom 6.1.1にロールバックすることも可能
ということです。
LR6.1.1にバックデートする方法も公開
Roll back to prior update of Lightroom
- 一旦、LR6.2.1をアンインストール
- LR CC2015バージョンを使われている方は、PCにインストールされているCreativeCloudアプリからLR CC2015をアンインストール
- AdobeからLightroom 2015.1.1 / 6.1.1 をダウンロード(こちら→Windows | Mac)してインストール
注)インポートツールに得に問題が発生していない方はバックデートするのは更なる混乱も原因になるかもしれませんので注意して下さいね。特にLR CC2015ユーザーの方はやらない方が賢明かと思います。
ということで、二転三転まさに迷走状態となっていますねぇ
ちなみに、私の1台のMacがLightroom CC 6.1.1のまま放置状態だったので、昔のインポートメニューを確認してみるとこんな感じでした。
LR CC6.1.1のスプラッシュ画面
LR8.1.1のインポート画面
もう1台のMacは6.2.1にアップデートしていたのでこんな感じ
LR CC6.2.1のスプラッシュ画面
インポート画面を立ち上げると、まずこのような画面がワンクッションで現れます
そしてこちらがインポート画面
LR6.1.1では、インポート画面の左側のメニューでフォルダ階層が表示され、インポート元を指定できていたのに対し、LR6.2.1ではそれが出来ません。
私は、LRに写真をインポートする前にまずカードリーダーからMacのフォルダーに写真を格納します。
よって、最新6.2.1では、復数フォルダに跨る場合等、ちょっと面倒くさいと感じていました。
数あるRAW現像ソフトの中でもLRを使うメリットとして、大量の写真の読み込み〜現像〜出力までのワークフローが効率的であるということがあると思いますが、確かにLR6.2のインポートメニューではそれの良さを殺しているように思えます。
勿論、Lightroomの開発チームが、いったん開発したインポートツールをたった1ヶ月で捨てるのは、前例の無い大英断だと思いますが、、、今後もユーザーにとって使いやすいソフトにして頂きたいと思います。
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