GoProのQ3の決算発表で業績が更に悪化(Forbes、Techcrunch)
今年に入り、GoProが不調というニュースが幾度か流れていましたが(こちら、こちら)、Q3でもそれは好転せず決算半俵で投資家の期待を大きく下回るものになるという報道が駆け巡りました。
GoProは11月3日、悲惨とも言える第三四半期決算を発表。20%に及ぶ株価の急落により、創業者でCEOのニック・ウッドマン(41)の資産額は7,800万ドル(約80億円)も減少。ウッドマンはビリオネアとしての地位を失った。
Via : GoPro、業績悪化でCEOがビリオネアから転落 株価はIPO時の1割に | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)
- 11月3日、悲惨とも言える第三四半期決算を発表。
- 2億4,100万ドル(約248億円)で、アナリスト予測の3億1,600万ドルを大幅に下回わる。
- 前期から40%急落。
- 20%に及ぶ株価の急落。
- CEOのニック・ウッドマン(41)の資産額は9億4,700万ドルと7,800万ドル(約80億円)も減少。
- GoProは2016年の売上予測を13億5,000万ドルから15億ドルから2億5,000万ドルから13億ドルのレンジと修正。
今期のGoProへの期待は既に著しく低かったが、結果はアナリストらの最悪の予測さえも下回った。売上予測を23%、7500万ドル近く下回った決算報告が発表される前、同社株の取引は停滞していた。
Via : GoPro、悲惨なQ3決算で弱点を露呈 | TechCrunch Japan
- Q4の売上予測を23%、7500万ドル近く下回った決算報告が発表。
- 株価は22%下落 ― 約2.5億ドルの価値。
- これまでGoProはカメラ製品とドローンのホリデーシーズンの10月までには発売されずサプライチェーン問題のリスクに直面。
- ドローンと空中撮影のこ成長市場への参入の遅れは、会社の方向性の欠如を表している。
- 9月にWoodmanは「ライフスタイル・メディア会社」に変える強い意欲を見せていた。
- どうやらその計画は保留になったようで、同社は投資家に向けて「2017年は徐々に進む年であり、革命的な年にはならない」と語った。
- 来年度について非GAAP営業経費を6.50億ドルに減らし、「黒字転換」することが目標。
アクションカメラ市場自体は盛り上げっているようですが、低価格な競合製品が溢れ、また複数のカメラメーカーも参入する等競争が激化していますが、GoProカメラは超シンプルな構造所以に逆に差別化が出来なくなっているようにも思えます。
また、満を持して発表したKarmaでドローン市場に参入を果たしましたが、直後に(狙っているように)ドローンの老舗DJIから発表されたMavicProは生産が追いつかない程の人気になっており、客観的に見ても優れているとは言えずKarmaにも頼ることが出来ないかと思います。厳
ということで、本業のアクションカメラでも、それを補うことになる筈のドローンにも、ある意味目玉商品が無い状態となっているようですね。
とは言えアクションカメラとしては最高のブランドとして君臨している強みがありますので、業績を回復してこれからも革新的な製品を出して欲しいですね!