注目ビデオ一脚 対決 !リーベック HFMP vs マンフロット XPRO(MrCheesyCam)
昨年1o月にManfrottoが新型フルードベース『FLUIDTECH 』を採用したXPRO Monopod+を発表、そして11月には日本のLibecも画期的な脚部ロック機構を持つビデオ一脚 『HFMP』を発表していました。
YoutubeのMrCheesyCamチャンネルに、これら注目度満点となっている最新のビデオ一脚2機種の比較レビュー動画がアップされています。
Manfrotto XPROビデオ一脚の特長と操作性
- ボトム部はプッシュボタンを押しながらカラーを引上げることででフリーに、プッシュボタンを押しながらカラーを下げることでロックという操作が必要で、手をベース部まで伸ばして操作する必要がありロック操作は困難である。
- 一脚部は4段で伸縮はレバーロック方式。
- 縮長は約30インチ、全高は79インチ、Libecより伸縮率が高い。
- 使用時にカメラを取り付けた状態で自立バランスを取るのが難しい。
- ヘッド部は雲台が固定されており着脱出来ず、またパン方向にフルード機構が無く本当のビデオ雲台では無い。
- クイックリリースのレバーが左側に配置されているが、多くのカメラは左側にグリップがあることからカメラを着脱するのにグリップを持ち換える必要があり面倒である。
- 加えて一脚自体のバランスが悪いので、着脱時にもヘッドを手で支えておく必要がある。
Lebec HFMPビデオ一脚の特長と操作性
- モンスターのような外観
- Manfrottoに比べて開脚部がかなり太く長く安定している。
- 一脚部は3段で伸縮はレバーロック方式。
- 縮長は約35インチ、全高は約74インチで伸縮率はManfrottoより小さい。
- ボトム部のロック機構は押し下げるとフリーに、もう一度押し下げると再びロックというクールなロック方式は従来のビデオモノポッドには無い特長である。
- ベース部がマンフロットよりかなり安定している。
- ロックフリー機構はカメラを手で支えた状態で足だけで操作出来、現在のビデオ一脚の中ではベストな操作感である。
- ヘッド部は着脱可能で、スライダー等別のヘッドを取り付けることが可能である。
- ヘッド部はパン方向にもフルード機構があり本当のビデオ雲台である。
- マンフロットの標準スライドプレートに対応している
- クイックリリースのレバーが左側に配置されていることから、カメラをグリップで持ったまま着脱することが出来る。
まとめ
- Manfrotto XPRO
- 伸縮率が高くより低い位置から高い位置にセッティング出来るのに加え、軽量かつコンパクトである。
- Libec HFMP
- 頑丈で安定しており小型のカメラでは三脚の代わりにもなる。
- パン方向にもフルード動作する雲台が付けられており、また雲台の交換が可能なので、様々な用途での活用が可能となっている。
- 個人的には左手だけでクイックリリースを操作出来ること、ベースロック部の操作が簡単なLebecの方が好みである。
いかがでしょうか?
ビデオ一脚と言えば、Manfrottoのフルードビデオ一脚が代名詞のようになっていましたが、日本の平和精機がリリースしたLibec HFMPはプロの方が納得する機能と操作性、更に安定性や頑丈さを持っている素晴らしいビデオ一脚のようです。
ただ、ちょっと外観がいかつい感じもありプロっぽさが全面に出ますので、お父さんの運動会撮影用には小型軽量のManfrottoのXPRO+の方が良いかもしれません(^^;
更に、Manfrottoは4段、5段やベース部のみ等シリーズとして製品バリエーションもありアマゾン等でも気軽に購入出来ますので一般向けにはこちらの方が良いと思います。
ちなみに、Libec HFMPは2月発売ということですので、その筋の方はしばらくお待ち下さい。