50mm大口径レンズ対決 Nikon 50/1.4G 50/1.4D 50/1.8 編
ニコン編では3本の大口径単焦点レンズのデータが見れます。
Nikon 50mm f/1.4G AF-S Nikkor
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見た目に近い撮影を可能にする標準単焦点レンズニコン AF-S NIKKOR 50mm F1.4G
Nikon 50mm f/1.4D AF Nikkor
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【即納】ニコン 標準レンズ Ai AF Nikkor 50mm F1.4D【あす楽対応_関東】【あす楽対応_東海】【…
Nikon 50mm f/1.8D AF Nikkor
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ニコン Ai AF Nikkor 50mm F1.8D
・シャープネス
開放では全域で少々甘めだが周辺が落ちるようなことは無い
F2で中心部が良好に、周辺も良い
F5.6-F8で最高のシャープネスに
・色収差
開放が一番良好で、それ以上ですこし増加するがおおむね良好
・周辺光量
開放では2/3EVと若干低下が見られる
F2.8以上では良好
・歪曲収差
最大+0.25%で若干見られるが後処理で簡単に除去可能なレベル
・AF性能
0.69秒と若干遅い 1.4Dの方が高速
・マクロ
0.15倍 45cm
DXフォーマットでこのレンズを用いる場合、開放が若干ソフトですが、周辺まで画質が一定なのが新設計なこのレンズの特徴なのでは無いでしょうか?
周辺光量の落ちも少なく、大きな欠点が無いレンズのようです。
Nikon 50mm f/1.4G AF-S Nikkor FX フルサイズフォーマットの場合
・シャープネス
開放では全域で甘め
F2で中心部が良好に、周辺には甘さが残る
F2.8で全域で値が1.5に、良好になる
F4-F11で安定してシャープに
・色収差
開放が一番良好で全域でおおむね良好
・周辺光量
開放では大きく低下が見られる
F4でも若干低下が見られる
F5.6で以上で少なくなる
・歪曲収差
最大+0.5%で若干大きい
フルサイズで使うには開放は若干甘いですが、周辺まで一定しています。周辺光量も落ちますが、F2.8以上で他社(っていうか1社しかないけど)のレンズに比べて周辺までかなりシャープになるようです。
色収差も少なくやはり新設計なデジタルを意識したレンズのようです。
Nikon 50mm f/1.4D AF Nikkor
・シャープネス
開放から中心部はシャープ、周辺はやや甘いが許容範囲か
F2.8で全域でシャープに
F4からF11まで安定してフラットにシャープ
・色収差
全域で3%と以下で優秀
・周辺光量
開放で若干低下するが、F2.8で問題無くなる
・歪曲収差
かなり少ない
ということで、シャープネス、色収差、周辺光量、そして、特に歪曲収差に関しては、最新の1.4Gレンズに勝るとも劣らないというか、逆に1.4Dの方がデータ上では良い値を示しています。
開放でも中心部はかなりシャープでF2.8ならどの絞りでもまったく問題無く使えそうです。
更には、AFも1.4Gより高速更に、2万円も安いとくればこのレンズが無くならないうちに手に入れておいた方が良いかもしれませんね。
・シャープネス
開放では全域で少々甘め
F2.8でかなり改善中心部が良い
F4-F11で安定してシャープに、それ以上だと若干甘めに
・色収差
開放でやや感じられる、絞るほど少なくなる
・周辺光量
開放では1/2EVと少し低下が見られるが、F2.8以上で良好に
・歪曲収差
驚くほど少ない
特に歪曲が少ないのは、今回データを得られた50mm大口径レンズの中で最高なのかもしれません。
周辺光量の低下も少なく、F4以上で使うにはまったく問題無く、それ以下でも他のレンズに比べて特に劣るレベルでも無く、1.4Gより3万円も安く、1.4Dより1万円安く買えるこのレンズ、かなり満足度が高いレンズかもしれませんね。
歪曲0のレンズというだけで買いかもしれません。
ということにニコンの50mmレンズは3本とも真面目に作られた良いレンズのようです。
特に1.8Dや1.4Dはまだまだ現役で使える実力を持っているのかもしれませんし、そのデータを見る限り、そのコストパフォーマンスは抜群に良いですね。
但しデジタルではその他、フレアやゴーストといった問題もあるでしょうから、やはり最新設計の1.4Gレンズも、安定したレンズであり、ライバル会社のLレンズに比べるとフルサイズでも安定した性能を発揮するのは、最高のコストパフォーマンスを持っているレンズなのかもしれませんね。