FujiFilm Finepix X100について語る(デジカメWatch)
デジカメWatchに富士フイルムFinePix X100についてフジの商品企画者のインタビュー記事が掲載されています。
地元記者の投票で選ばれる「Best of photokina(各分野から全部で10製品ほど選ばれる)」をFinepix X100が受賞したのも、その話題性を考えれば当然のことと言えるかもしれない。 この製品を企画した富士フイルム電子映像事業部商品部担当課長である河原洋氏にFinePix X100のコンセプトを伺った。(インタビュー:本田雅一)
◆コンセプト/特徴
- 高画質な映像を提供することこそが、映像表現のプロフェッショナルである富士フイルムの仕事
- 画質だけを考えた場合、レンズ設計とイメージセンサーをセットで設計できる固定レンズ方式の方がずっと有利
- 製品仕様案では、ファインダーは存在していなかったが、他社に同じようなカメラがありオリジナリティがなかった
- 最初からレトロなデザイン、クラシカルな操作性を目指していたならば、浅はかな底の浅い製品になっていた
- レトロ調の仕上げに関しては、結果論
- FinePix X100の検討は昨年夏くらいに始まった
- 試作機はあまりにも完成度が高い
◆何故単焦点レンズなのか
- 描写力や明るさを考えれば単焦点
- F2の明るさで解放から高性能を発揮できるレンズをマジメに設計
- 小型化も目標、ズームレンズを見送り
◆APS-C CMOSイメージセンサー
- CMOSセンサーの設計は自分たちで行いファウンダリに生産委託
- 専用単焦点レンズの光学回路に最適化したマイクロレンズ配列を持つカスタムセンサー
- Super CCDを採用しなかったのはオートフォーカスの速さのために高速読み出しができるセンサーが必要、熱の問題が起きやすいCCDは使わなかった
- FinePix F300EXRと同等の合焦速度を実現
◆内蔵ストロボ/外付けストロボ
- 内蔵ストロボのガイドナンバー5〜6程度、ちょっとした人物スナップでは十分な、ないよりはある方がいいだろうという判断で取り付けた
- マクロ撮影時や日中シンクロでは使い物にならないと思ってください。
- 独自に調光プロトコルを決め対応するストロボも本体と同時に発売
- これから続く富士フイルムのカメラでも使われていく
◆発売時期/価格
- 来年3月くらい
- 12〜15万円くらい
- 外装だけでもコンパクトカメラ1台分のコストです。
- 価格なりの満足感を得られる製品にする
ということで、フジフイルムのカメラを立て直す命題が与えられたのがFinePix X100であり、それを実現する為にカメラの原点である写真を追求したデザインがレトロと感じさせるデザインに帰着したということですね。
価格は少々高いかもしれませんが、3月までは未だ時間がありますから貯金するのに十分に価値があるあk目らかもしれませんね。
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