SIGMA山木社長が語るSD1(デジカメWatch)
デジカメWatchにフォトキナでのシグマ山木社長のインタビュー記事。
今回開発することが発表されたSD1は、4800×3200×3層、4600万画素を誇る新しいFoveonセンサーを持ち、ダイヤル配置など操作性を含むボディデザインの一新を含め、ひじょうに意欲的な製品になっている。これまでシグマへの取材は、まず新しいレンズから始まっていたが、今回はSD1が何よりも大きなトピックである。 シグマ社長の山木和人氏に、SD1にまつわる様々な話をPhotokina会場で伺った。(インタビュー:本田雅一)
◆センサーの技術/構造
- 新開発
- セル構造が大きく変わっている
- 携帯電話用センサーのFoveonセンサーの画素を極小化するための研究開発の成果を活かして作った
- 画素ごとのS/Nは SD14/SD15に採用したものよりも改善されている
◆FOVEONの他社供給について
- 今までそうしたオファーを受けたことがない
- 他社への供給を行いたくないという意味ではない
◆画質
- サンプル画像は中判・大判フィルムでの写真を想起させる。
- ベイヤー配列センサーの3,000〜 3,200万画素に相当する解像力が実測値
◆SD1ボディについて
- 純粋に機械的な性能は向上
- オートフォーカスは新センサーで精度と速度を大幅に改善
◆ロードマップ
- センサーの量産試作はすでに作っている
- 製品セットでの完成度を高めていく段階
- まずは画質重視、そこからチューニングをかけてカメラ全体の速度が決まる
- 2月発売も可能性はあるが、春ぐらいというのが妥当
◆価格について
- 他社ミドルクラスに比べ十分に競争力のある価格で発売する
◆コンパクトへの採用
- 同じセンサーを用いたコンパクト機も検討はしたい
シグマSD1はかなり製品化に近い状態で発表されたようですね。
サンプルも素晴らしいようで、価格について他社中級機と同等であれば、中判に匹敵する画質が大きなアドバンテージになりそうです。
数年後にコンパクトに採用される可能性もありそうです。
このままFOVEONが進化するならシグマが買収した成果も必ず生かされるとでしょう。
※お詫び:シグマ社長山木様の名前誤記していましたので訂正させていただきました。 twitter経由で教えて頂いた t様ありがとうございました。