小川町のオリンパスプラザで、Olympus XZ-1ハンズオンしてきました。
XZ-1の情報は既に国内外のレビュー記事などで沢山アップされていますが、やはり自分で触ると実感が湧き上がるって感じですね。
まず手にすると、丁度良い大きさと重さがカメラという道具として自然な感じです。
例えばCanon Powershot G12よりも薄いボディ、Nikon Coolpix P7000よりもコンパクトで気軽に持ち歩けそうだったり、GR DIGITAL IIIより大きなサイズが余裕のようなものを感じます。
フラットでハイエンドデジカメとしてはダイアル類の少ないデザインは物足らない印象があるかもしれませんが、これはこれで良い、というか、シンプルが故に例えば革ジャケットなどアクセサリーを追加する楽しみ方も出来そうな予感です。
ここはあえてホワイトボディの方をチョイスするのも良いかなと思ったりします。
まず電源をONにすると重量感のあるレンズユニットが勢いよくグイっと出てくる時の反動が気持ちが良いです。
AF速度とレリーズのタイムラグそしてインターバルは今時のコンデジとしては標準かな。
レリーズボタンのストロークや押下感がかなり少ないのが残念。
レンズ廻りのリングダイアルの動きはとても精度が高い感じなのですが、これでもかというくらいクリック感を出しているのがちょっと演出過剰かななんて感じました。
トップのダイアルの操作性は良く、また背面のダイアルはとても小さいのですが、クリックや操作性は意外に良好でした。
ボタン類が全体的に小さいのですが問題は感じませんでした。
画質はハイエンドでも、ダイアル、ボタン類、そして総合的なデザインもマニアックさを狙っていないのが逆に新しいのかもしれません。
背面液晶は綺麗過ぎるというレビュー記事もありましたが、それ程でも無い感じ。
また、操作性やメニューはちょっと違和感がありました。
例えばPモードでリングダイアルを回すと、ISOが変更出来るのですが、その後Aモードにすると、リングダイアルは絞りの設定になります。
それは良いのですが、ISO設定がそのままAモードにも引き継がれるので、慌ててISOを戻そうとすると、どうして良いのか判らなくなります。
GRDのようにモード毎に設定を記憶出来る方が使いやすいと思います。
また、マクロモードの設定も戸惑いました。
チューリップマークとAFエリア指定が共通ボタンなのですがAFエリア指定の方が優先なんです。
マクロモードにするにはー、更にInfoボタンを押すという一手間が。
ということで、主にリコーとキヤノンのコンデジの操作性に慣れたた私には違和感がありました。
ただ、慣れの問題だけかもしれませんが、、、
ということですが、XZ-1で得に好感が持てたのは、一眼レフに匹敵する(パンフに書いてある)ハイエンド画質ながら、外観が頑張り過ぎていないことなのでは無いでしょうか?
開放が明るいレンズもボケを演出するのでは無く、高感度を補完する役割が強いと思います。
なのでXZ-1撮影スタイルとしてはPモードのリングダイアルで可能な限りこまめにISOを低めで撮影し(結果として開放に近くなる)、更にここぞという時に積極的にアートフィルタで楽しむという使い方が楽しめるのでは無いかと感じました。