富士フイルムがクモらないレンズの特許(エンジニアの嗜み)
これは画期的!
カビはともかく、レンズのクモりはいつの間にか進行してしまい、そうなると元には戻らないというレンズ沼な方泣かせの現象ですが。富士フイルムが曇らないレンズという特許を提出しているようです。
特許公開番号 2011-90058 公開日 2011.5.6 出願日 2009.10.20
◆クモリの発生原理
レンズの接合には、バルサムや合成樹脂の接着剤を用いる
高温になると、接着剤からエステル系のアウトガスが発生する
そのガスが空気中の水分で加水分解して鹸化し、レンズ面に付着してクモリとなる
◆パテント技術
防曇機能を有するレンズ装置
レンズの外周縁(レンズと鏡筒の間)に、切り欠きを設ける
空気を流通させる
接着剤からガスが発生しても曇らない
ということです。
特許の内容はレンズの通気を良くすることで、曇りの原因となるガスを逃がすものらしいですね。
また、高温になるとガスが発生しやすくなるということで、レンズの保管は冷暗所というのが基本のようですね。
梅雨はカビ、夏はクモリの進行に注意!って感じでしょうか?
また、この特許ではクモリの原因も特定しているのが面白いです。これまでも接着剤からのガスがクモリの原因ということは言われていましたが、これではっきりしました。
富士の特許が無くても、レンズは出来るだけ使ってあげてヘリコイドやズームなどで、レンズの換気をしてあげるのもクモリ防止になるかもしれませんね。
また、富士フイルムの曇らないレンズの特許、他社も是非見習って欲しいものですね。
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