「Pentax Q」触って来ました@新宿PENTAX FORUM
6月に改装されたPENTAX FORUMにお伺いしたところ、Pentax Qが(奥の方に)展示していました。
ケースの中に入っていましたが、手に取らせて実際に触らせて頂けることになりました。
ペンタックスフォーラムは撮影禁止でしたので残念ながら「Pentax Q」の写真は掲載出来ませ。
実際に触って感じたことや気が付いたことテキストで報告させて頂きます。
- 小さい!だけでなくこれまでのミラーレスとも違う独特の持ち味を感じました。
- ミラーレスの語源が一眼レフカメラから鏡(ミラー)を外したということであれば、Pentax Qはコンデジからの進化としてレンズマウントが追加されたカメラのように感じます。
- なのでミラーレスと呼んで良いのか判りません。
- RICOH GXRと同じようにこれまでに無い新ジャンルのカメラかもしれませんね。
◆ボディの造りが素晴らしい
- 前面から見るとクレジットカードサイズのとても小さいボディですが、無理して薄くしていないというか、ボディの厚みがしっかりあるところが良いです。
- グリップ部は単純な円筒形ですがボディの厚みがあるのでホールドし易いバランスと形状です。
- 金属製のボディは、当然質感が素晴らしいのですが、スクエアなボディがしっかり感を更に増している感じです。
◆よく考えられた操作系
- レリーズボタンの大きさと質感は良い感じでした
- 前面にあるクイックダイアルにスマートエフェクトを4種類記憶出来るのが新しいと思います。
絞りやシャッター速度で写真を創るというより、画像処理を直接選んで撮ることのはコンパクトデジタルカメラとして素晴らしいアイデアですね。 - 上面には人差し指で操作するモードダイアルと親指で操作するコントロールダイアルの前後シンメトリな配置がデザインのポイントですね。小さいボディにも関わらずダイアル類を大きくすることで操作性が確保されています。
- 逆に背面のボタン類はとても小さい。でもそれがよい感じです。
無理してボタンを大きくすると、手を添えた時にぐらぐらする部分が大きくなり安っぽい感触になります。
ボタンの面積を最小にすることでしっかり感が出ているように思えました。 - 右手で操作するダイアルとボタンが右側に整然と配置されているのも良いです。
- 露出補正ボタンが背面の親指の部分、一番上にあるのも良いです。
- 電源ON/OFFボタンが長押しでは無くプッシュした瞬間に動作します(逆に長押しすると動かなかった、β機だからかも)GRDとは違う動きなのでちょっと違和感。
- 面白いポップアップフラッシュは、当然ですが手動操作でした。自動に出るとびっくりでしょう。
◆レスポンス
- β機ということでまだ操作系に関しては完成していないということですがレスポンスが特に悪いという印象はありませんでした。(ここだけの話ですがある操作でフリーズしていましたが。。。。)
- AF速度(標準単焦点)、レリーズラグ、撮影インターバル、なども特に遅いとは感じませんでした。
- あえて言うなら起動スピードがもう少し早ければ良いと思います。(遅いわけでは無い)
◆ディスプレイ・表示
- 3インチの画面がスクエアなボディぎりぎりに配置されてるいて無駄な段差が無いのがよい感じです。
- 液晶はすっきりとした表示で高品質ですが、某社のカメラのように奇麗過ぎないところが良いですね。
- ただアイコンや文字などのデザインは個人的にはGRDの方が好みです。
◆レンズ
- 8.5mm f1.9
- コンパクトにまとまっていて、Limitedレンズを連想させるデザインが素晴らしいのですが、大口径というスペックの割には前玉が小さいのが面白いですね。前玉が大きく見えるように上手くデザイン処理されていますが。
- AF速度は問題ありませんでした。コンデジとしては普通です。
- 開放でも流石にボケボケになりませんが、それでも近距離ではそれなりにボケ量があります。(背面液晶で確認する限り)
- 標準ズームレンズ
- 3倍ズームの割にはサイズが意外と大きいです。(5種類のレンズの中で最も大きい)
他社のコンパクトデジタルカメラ3倍ズームと比較しても大きいのは故なんでしょう?
画質を追求した大きさならば納得なのですが。
- 3倍ズームの割にはサイズが意外と大きいです。(5種類のレンズの中で最も大きい)
- ユニークレンズ3本
- シャッターユニットは無くボディ側の電子シャッターを使うということです。
- 標準レンズ2本はレンズシャッターなんだそうです。
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◆BCモード(ボケコントロール)
- BCモードがわざわざモードダイアルの1つを占拠するほどなのでペンタックスはこのモードを積極的に使って欲しいということなんでしょう。
- NEXのようにレンズを開放近くにしてボケを増加させるというより画像処理も積極的に加えているようです。
- 撮影していて気が付いたのですが、画像がもの凄く歪曲するということ。
- 係員の人に聞いてもその理由は教えてくれなかったというか、私に聞かれるまで気が付かなかったそうです。
- BCモードから他のモードにすると、歪曲が無くなり直線になります。
- メニュー中に歪曲補正ON/Offがあるのですが、これをOffにした状態より更にBCモードの方が歪曲するのです。
- (予測その1)
BCモードはわざわざ画像を歪曲させる画像処理を行っている。(その理由は判らない) - (予測その2)
Pentax Qは電子的に歪曲補正を行うことを前提で設計されている。
歪曲補正Offでも実際は歪曲補正されている。
展示機はβ機でBCモードはまだ完成していない→レンズ本来の歪曲を表示してしまった。
- (予測その1)
◆静止画の画質
- 背面ディスプレイでは判りませんでしたorz
◆動画
- こちらも画質は判りませんがカメラを揺らしてもローリング現象はそれほど発生しないようです。
◆その他
- ホワイトとブラックでは違うカメラのように見えます。
- リモコンは前面と背面から利用可能。赤外線センサーが両面にある。
- 隣にO-GPS1が並べられていました。勿論Pentax Qの手ぶれ補正方式ではアストロトレーサーは動作しないとのことですが、645DのようにGPSだけなら使えるのでしょうか?(現時点ではPentax Qには未対応)何故ここにあるのか教えてくれませんでしたw
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◆まとめ
特に小さいガジェット好き、あるいは小型カメラ好きな方の遊び心を駆り立ててくれる金属ボディと操作系は触っているだけで嬉しくなります。
撮影中はメニューに入り込むこと無く、ダイアルとボタンの操作で撮影出来るのが素晴らしいです。(X100でも場合にってはメニューに入り込む必要がありイライラするんです)
但しPentax Qは写真遊びのカメラとして割り切るのが必要だと思います。
画質を等倍にして一眼の画像と比べるなどまったく意味が無さそうなカメラです。(実際の画質は良いと思いますが)
価格も(現状)高いです。
ボディ側はミラーレスでフォーカルプレーンシャッターも無く、小型センサーということで、コストが高いのはマグネシウムボディだからなのかもしれませんが、もっと安くてステンレスボディやチタンボディのカメラもありました。
パフォーマンス/価格が気になる方はNEXや、マイクロフォーサーズを購入した方が無難ですね。
但し、Pentax Qを触るだけでK-7/K-5 や645Dと同じくらいのペンタックスからの熱意やかメッセージが伝わって来ると感じられた方にとっては、この小さいカメラに少し贅沢してもそれ以上に楽しめるカメラだと思いました。
ちなみに、個人的にはホワイトが気に入りました。ダイアル類がシルバーなのでレンズと共にメタルっぽさがよい感じです。
またボディ上下/グリップ部/アクセントライン/本体のレザー部分の色が微妙に異なり繊細にデザインされている感じです。
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