GR DIGITAL IVについてリコーの商品企画、設計担当者への関するインタビュー記事。
話を伺ったのは、リコー パーソナルマルチメディアカンパニー企画室 商品企画グループ グループリーダー シニアスペシャリストの樋口博之氏(商品企画を担当)、同ICS設計室 設計1G スペシャリストの横山宏二氏(メカおよび外装を担当)、同ICS設計室 設計3Gの新浪紀克氏(ソフト設計全般を担当)、ICS設計室 設計3G スペシャリストの山本勝也氏(インターバル合成を担当)、ICS設計室 設計2Gの北條大輔氏(画質設計を担当)。
◆GR DIGITAL IVの改善ポイント
- レンズはGR DIGITAL IIIと同じもの。“現時点で究極のレンズ”。レンズの性能をより引き出すためにローパスフィルターに手を入れた
- RGBWモニターは消費電力が少ないのもメリット
- 液晶モニターはホワイトポイントを理想的な白に近づけている。GR DIGITAL IIIはホワイトポイントがかすかに黄色寄り
- テレビに映して観賞したいという声から16:9を搭載
- ボディは内側の稜線が強調して少し小さく見えるように意図
- グリップの盛り上がりは外側に1.7mm移動し指の大きな人でもレンズに当たりにくくなるよう配慮
- 背面のラバーも面積を増やしている
- ポケットから出すときに引っかかるという声より、ホットシューの出っ張りは前モデルに比べて0.3mm低く
- 十字キーがディスクタイプになり真っ暗な所でも指で簡単に探せて押しやすくなっている
- 「Fnボタンペア設定」で速写性をを向上
◆グリップ交換サービスについて
- グリップ交換サービスは初代の時から計画もあったが技術的に難しかった
- 模様を転写しているが交換グリップの表面にはちゃんと凹凸が付いている。木目がおすすめ。
◆GR DIGITAL IVの価格が高い件
- 初代からこのくらいの価格
- GR DIGITALでしか撮れない写真というものもありますから価格は単純に比較できるものでは無い
- 価値は販売店からも評価
◆ホワイトエディションの件
- 「GR PARTY」(2010年10月)アンケートでホワイトが一番評価が高かった。海外の代理店からもホワイトの要望があり商品化
- シルバーや光沢のあるピアノブラックも検討した
- ホワイトエディションはかなりコストが高い、価格的にはちょっと無理をしている
- ホワイトが限定なのはブラックがベースのカラーなのでそのイメージを大切にするため
- “GR DIGITALコレジャナイロボモデル”といったものを出す予定は今のところない
- レンズを白くしてしまうと締まりが無くなっておもちゃっぽくなってしまう、コストはかかってまう
- ホワイトエディションの塗装は艶を出すのがかなり難しかった
◆後継モデル、開発、GXRについて
- “GR DIGITAL V”は高画質、携帯性という部分をさらに磨いていく。まだやることはあると。期待していて欲しい
- ペンタックスとリコー両ブランドの最適化を図る。ラインナップの見直しも行う。
- カメラ開発の拠点は現在のまま。リコーは新横浜、ペンタックスは板橋区。具体的な変更の予定は無い
- 「GXR」もこのまま進めていく。次のユニットもいま仕込んでいる。
- 海外ではペンタックスの流通網でリコー製品を販売する方向で検討
- もともとシェアは狙っていない。リコーブランドのカメラとしては国内では3%位、海外ではもう少し低い
- GR DIGITALやGXRの立役者、湯浅一弘氏が9月末で退職、中田克則氏がプレジデントに就任
湯浅一弘氏の退職もありながら、2年後にはGR DIGITAL Vも発売されそうですし、GXRも継続方向という宣言もされています。
GRユーザーには安心のインタビューという感じですね。
と、思ったら、GR DIGITAL IVのホワイトエディション、一気に1万円近く下落しています。
限定モデルですし、レンズキャップも付いているのでチャンス!w
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