キヤノン・ミラーレスカメラに関するインタビュー記事(デジカメWATCH)
キヤノン常務取締役 イメージコミュニケーション事業本部長 眞榮田雅也へのミラーレスカメラに関するインタビュー記事
◆震災の影響
- 震災とタイの洪水により最初の想定をはるかに越えた計画変更があった
- 12月上旬には平常通りの生産体制に戻った
◆キヤノンのミラーレスカメラは?
- ミラーレス機投入の方向で考えている
- 一眼は広角レンズ側で長いフランジバックにより小型化が困難
- システムとしての小型化を考えるとミラーレス化が一つの解
- システムを変えるなら現在のEFとは異なる特徴を持つカメラ
- 小型化の優先順位が一番に
- ミラーレスは交換レンズを使っている人が少ないので工夫が必要
- ミラーレス機向け新マウントを考える場合の前提は“一定以上のサイズのイメージセンサー”
- 画質はコンパクトデジタルカメラとの違いをハッキリと出す
◆EFマウントのカメラ
- 一眼レフの小型化は全ラインナップで進めている最中
- 上位モデルを含めどんどん小型化
- EFレンズも本格的な動画対応を含めて拡張する
◆将来のカメラ
- 新マウントとしてもシステムとしての互換性は機能を含めてきちんと取ることが可能
- 将来はイメージセンサーをダウンサイジングする時代はくる
- 本質的、総合的な小型システム開発はまだずっと先
- 映画向けのC300には、新マウントを使ったカメラシステムのヒントがある
◆新レンズは?
- 動画対応レンズは大幅に拡充する
- 新しいアイディアを盛り込んだ動画対応レンズ
- 新レンズはあるタイミングで一気に発売
- EF500mm、600mm、200-400mmの発売を優先
- 耐衝撃性が2倍になる新技術
- 動画用のレンズもオートフォーカスの精度も向上
◆2012年は
- フォトキナが節目
- 固定レンズの高画質カメラ
- カムコーダの世界でも新しい提案
- コンパクトカメラもさらに良くなっていく
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こんにちは。ご挨拶が遅れました。本年もよろしくお願いいたします。
インタビュー記事読みました。一番興味深かったのは、『小型化』の部分です。ミラーレス機を発売するか否かだけに目を奪われそうですが、おそらくキャノンは、EOSに換わる新システムに移行する準備に入ったのだと思います。
キャノンの中で『小型化』『高画質』は、最優先課題だと名言されています。その問題の解がミラーレスであることも指摘されています。されらに、EOSシリーズ全体で小型化を推し進めるとも発言されています。
キャノンのカメラ全体で小型化は至上命題。EOSシリーズも例外ではなく、技術的に解決できない部分は、新シリーズで解決する—。EOSにつく『X』という記号の意味するところは、おそらく『クロスオーバー』。EOSとなにのクロスオーバーなのかを考えるとき、新フォーマットなのでは?という考えが思い浮かびます。
上記の仮説にたつと、ソニーがNEX-9?でマウントアダプターなしで、A/Eマウント互換のボディを出すという噂の意味も理解できるような気がします。ソニーとキャノンの狙いは基本的におなじではないかと感じます。2012年はキャノンにとって新システムに舵を切った年、ということであれば転換点と呼ぶのにふさわしいのではないでしょうか。
こちらこそ今年も宜しくお願いいたします。
ご指摘のよう、目標が小型化であり、その手段はEOS新機種であったり、ミラーレスであったりという考え方は筋が通っていると感じますね。
『クロスオーバー』というキーワードは説得力がありますね。
ソニーもニコンもこれまでの資産と将来の展望をクロスオーバーさせなければ自己否定になってしまいますからね。
キヤノンは昨年出したかったものを今年一気に放出するようなので非常に楽しみな一年ですね。