ニコンニュースリリースより
株式会社ニコン(社長:木村 眞琴、東京都千代田区)の子会社、株式会社ニコンイメージングジャパン(社長:五代 厚司、東京都港区)は、ニコンデジタル一眼レフカメラの新たなフラッグシップモデルとなる、「ニコン D4」を発売します。なお、ニコンは、1月10日(火)~13日(金)、米国ネバダ州・ラスベガスで開催される「2012インターナショナルCES (The 2012 International CES®)」に「D4」の実機を展示し、一般公開します。
◆発売概要
- 商品名 デジタル一眼レフカメラ「ニコン D4」
- 価格 オープンプライス
- 発売予定 2012年2月16日
◆開発の背景
- ニコンのフラッグシップモデルとして、映像表現をリードしてきた「D3」シリーズの基本性能を踏襲しつつ、プロフェッショナルフォトグラファー、ハイアマチュアフォトグラファーの撮影の現場から寄せられた、貴重な要望の数々を反映し、機能や性能を極限まで高めたデジタル一眼レフカメラとして、次世代フラッグシップモデル「D4」を開発しました。
◆「D4」の主な特長
- 新開発のニコンFXフォーマットCMOSセンサー
- ISO 50相当からISO 204800相当をカバー
- ニコン新開発のFXフォーマットCMOSセンサー(撮像サイズ36.0×23.9mm)
- D3S」よりも高画素でありながら、データ読み出し速度の向上を実現
- 常用感度域は、ISO 100~12800ま、IISO 50相当までの減感、ISO 204800相当までの増感
- 新画像処理エンジン「EXPEED 3」
- 高度なノイズ低減処理
- 動画では特別なノイズ低減処理
- さまざまタスクを高速処理することで、エネルギー効率が良く、省電力設計にも大きく貢献
- 91KピクセルRGBセンサーでより精度を高めた「アドバンストシーン認識システム」
- 光学ファインダーを使った撮影時の顔認識を実現
- 新開発の91Kピクセル(約91,000ピクセル)RGBセンサーが人物の顔を認識
- オートエリアAFでは人物への合焦率をさらに向上
- 「3D-RGBマルチパターン測光III」では、画面内に人物の顔があるシーンで顔の明るさを考慮した露出制御を実現、逆光時にも最適な顔の明るさを再現
- AF、AE、i-TTL調光、AWBなどの制御精度を一段と高めている
◆進化を遂げた51フォーカスポイント高速・高精度AF
- 51フォーカスポイントAFシステム、新開発のアドバンストマルチCAM3500FXオートフォーカスセンサーモジュールを採用
- 中央部15点のフォーカスポイントには水平・垂直両方向の位相差を検出するクロスセンサーを採用
- 51点のすべてのフォーカスポイントがf/5.6に対応
- -2 EV(ISO 100・20℃)という低輝度時でも、すべてのAF NIKKORレンズで高速かつ正確なピント合わせが可能
- 11点(中央部5点+中段左右各3点)のフォーカスポイントはf/8に対応
- テレコンバーター(2.0×)の組み合わせで合成F値がf/8になる場合でも、高精度なピント合わせが可能
- 特にスポーツシーンの撮影に有効
- FXフォーマットでAF・AEが追従する約10コマ/秒※の高速連続撮影が可能
◆3つの撮像範囲が選択できるマルチエリアモードフルHD Dムービー
- シャッターボタンの近くに専用の動画撮影ボタンを配置
- 1980×1080/30 fpsのフルHDに対応
- H.264/MPEG-4 AVC方式
- 動画最長記録時間は29分59秒
- 「FXベースの動画フォーマット」「DXベースの動画フォーマット」「1920×1080 30fps/25fps/24fps クロップ」の3つの撮像範囲を選んで、フルHD動画の撮影が出来る
- ステレオ録音ができる外部マイク入力端子を搭載
- ヘッドホン端子装備
◆撮影スタンバイから転送までのスムーズなワークフローを実現
- 起動時間は約0.12秒
- レリーズタイムラグは約0.042秒
- 「XQDメモリーカード」に対応
- RAW撮影時でも10コマ/秒で最大約100コマの連続撮影※2が可能
- 「XQDメモリーカード」とコンパクトフラッシュカード各1枚を同時にセットしするダブルスロットを搭載しています
- 「D4」は有線LAN機能の搭載
- 新開発のワイヤレストランスミッター「WT-5」に対応
- IPTC(国際新聞電気通信評議会)情報の付加機能も搭載
◆大幅な処理時間の短縮を実現した「Capture NX2 Ver.2.3」の提供
- 「Capture NX 2(キャプチャー エヌエックス ツー)」の「Ver.2.3」へ無償アップデート
- Mac OS、Windows7およびWindows Vista 64 bit版OSのネイティブ環境
◆その他の機能・特長
- 約40万回のレリーズテストをクリアーする高い耐久性
- マグネシウム合金採用の高剛性、高耐久性ボディー
- O-リングやパッキン等を使い分けた効果的なシーリングによる高い防塵・防滴性能
- 静止画ライブビュー時、ミラーの動作音、シャッター音が発生せず、ほぼ無音で撮影できる「無音撮影」
- 設定した撮影間隔で自動的に撮影した静止画をつないで、通常再生の24~36000倍速の動画として記録できる「微速度撮影」
- 縦位置撮影、横位置撮影の両方に最適化した操作系
- 低照度下での操作系の視認性を高めるボタンイルミネーション
- ガラスペンタプリズム使用
- FXフォーマット時、視野率約100%、倍率約0.7倍の高性能ファインダー
- ファインダーで確認できる、FXフォーマット、5:4、1.2×、DXフォーマットの4種類の静止画撮像範囲
- 保護ガラスと液晶パネルの一体構造で内面反射を抑えた、約92万ドット、広視野角、強化ガラス採用の3.2型液晶モニター
- 液晶モニターやファインダー内で水平方向および前後の傾きが確認できる水準器表示
- 10K(ケルビン)単位で設定可能なホワイトバランス、静止画ライブビュー撮影時に撮影用ホワイトバランスとモニター用ホワイトバランスを個別に設定可能