FUJIFILM X-Pro1 レビュー&作例記事(デジカメWatch)
デジカメWatch、大浦タケシ氏による富士フイルム X-Pro 1 レビュー記事がアップされています。
新開発のイメージセンサーとFUJIFILM X100(2011年3月発売)で話題となったハイブリッドビューファイダーを継承する新世代のノンレフレックスカメラ(いわゆるミラーレスカメラ)、FUJIFILM X-Pro1(以下X-Pro1)。先般開催されたCP+2012では、初日からハンズオンコーナーに長い列ができ、期待の高さをうかがわせた。そのリリースが2月18日から始まったが、筆者の手もとにも製品版が届いたので早速見てみることにしよう。
◆ボディ・デザイン
- バランスが良く、適度な重さのボディ
- 最近のノンレフレックス機の概念を覆すほどそのボディサイズは大きい
- グリップの指がかりは良い
- しっかりホールディング出来る
- 懐古主義的なFUJIFILM X10やX100にくらべ、幾分モダンなイメージ
- カメラとしての存在感もある
- シャッターボタンの位置や感触はミラーレスモデルとしては申し分のない
- ダイヤル、絞り設定は、アナログ操作のよさを再認識
- OVF/EVF切り換えレバーはちょっと操作しづらい
- 三脚ネジ穴は光軸から離れた位置
◆OVF
- 視度調整機能は省略されているのは大丈夫か?ぜひとも搭載してほしい
- ブライトフレームの精度は高いとは言い難い
- 見やすさだけなら文句ない
◆EVF
- NEX-7の235万ドット有機ELからすると物足りない
- コントラストは高くEVFとしては良好な視認性
- 表示する情報はカスタマイズが可能なのも便利
◆画質
- これまでにないシャープネスの高い画像
- 撮って出しのJPEGでも精細感は強い
- モアレはの兆候はまったく見られない
- 階調再現性および高感度域におけるノイズ特性についてもたいへん優れている
- ハイライト部はよく粘り、黒ツブレも抑えている
- ノイズはAPS-Cサイズのデジタルカメラとして満足できる
- ISO3200までなら気にならないレベル、解像感の低下もわずか
- 等倍表示しなければ、ISO6400も十分実用レベル
- 高感度でオートホワイトバランスが不安定
◆AF/撮影レスポンス
- 比較的サクサクとピントが合い、ストレスを感じるようなことは少ない
- デフォーカスに近い状態からだと、それなりに時間を要する
- シャッターのタイムラグは一眼レフカメラとくらべてしまうとやはり辛いが日常的な人の動きなら思ったタイミングで写し止めることができる
- ポートレートのような撮影では、問題なく使用できる
◆フィーリング・使い勝手
- シャッターのキレもよく、快適
- ドライブモードを連続撮影にするとファイル名が「S001xxxx」になるのは閉口、サムネール表示も余計なお世話、非常に勝手が悪い
- メニューはX100などにくらべ操作性が向上、比較的スムースに目的のメニューに辿り着く
- コマンドダイヤルはせっかく一等地にありながら、そのよさを活かしきれない
- メニューのISO感度や画像サイズなどの設定もこのボタンでは操作は不可能
- クイックメニューにしても、このダイヤルだけでは設定することはできない
- 何を思ってコマンドダイヤルを搭載したのか、まったくもって理解できない
◆XF 35mm F1.4 Rレンズ
- 絞りリングは1/3段ステップでマニアック
- フォーカスリングのトルク感は適度な重さと滑らかさを兼ね備えたもの、高品位なMFレンズのよう
- 文句なしで高画質
- 単焦点レンズならではのヌケのよさや解像感の高さ
◆まとめ
- 切れると形容していいほど高い解像感
- 基本的なスペックはノンレフレックスカメラとして隙のないもの
- これまでのどのノンレフレックスカメラとも異なる魅力
私も遠視気味なので視度調整が効かない状態でのファインダーにはちょっと疲れましたが、実感としてはX100より視度調整にシビアな見方はしていない感じでした。(明るい代わりに素通し感が強いですが)
また、やはりこのレビューでもコマンドダイアルと十字キーの操作性に関して指摘されているようでやはり勿体無いと感じられる方も多いかもしれません。
ただ、X-Pro 1になったから最低限の使い勝手は確保していると思いますので、その素晴らしい画質に納得出来ればそれほど困らないのでは無いかと思います。
(ちなみにX100ではAF弱いのにMF難しいとか、ISO設定操作で困っていましたが、それらが改善されていれば良いかなとw)
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