キヤノン EF 24-70 F2.8L IS ?の特許(エンジニアの嗜み)
エンジニアの嗜み様に、手ぶれ補正付きの24-70 F2.8の特許情報の解説記事が掲載されています。
キヤノンが防振機構(IS)を搭載した24-70mm F2.8と、28-70mm F2.8の特許を出願中です。
解説の詳細は是非元記事を読んで頂きたいのですが、要約させて頂くと。。。。
- キヤノンは…プロ御用達の性能にしなければならない…その結果…レンズ重量に耐え切れるユーザーは殆どなくなる
- 性能と小型化の両立は難しい
- 性能を気にしなければ小型化も可能
- 現実的な大きさの24-70mm F2.8ISの開発が急務
- プロならAPS-C、アマチュアならMicroFourThirds程度がバランスの落とし所
この出願特許は、製品化を前提としないというか、他社製品の性能を逆説的に証明する特許ということなのでしょうか?
また、先日、キヤノンのEF 24-70 F2.8 LIIの再度の発売延期がアナウンスされましたが、この特許を見ると、(一部のブログで書かれていたような)IS登載というのは無いということですね。
9月のフォトキナはフルサイズ一眼レフの発表ラッシュになりそう?なのですが、課題はやはり小型軽量のレンズの開発ということかもしれません。
入門用フルサイズ一眼レフカメラというのは本当に成立するのでしょうか?
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需要もない製品を技術主導だけで作ってしまうことなど、いまの日本ではあり得ないような気がします…。経済が右肩上がりで、国内市場が拡大している環境なら、それもかつてはあった事だとは思いますけど--。
カメラの重厚長大路線は、現在のトレンドからはずれているような気がしますね。エンジニア職も、経済や市場が分からないと勤まらないと言うことでしょうね。
ご指摘のように、特にキヤノンのLレンズは、確実な需要を前提で開発するということは引用元のエガミ様も書かれていますね。
今回の特許情報は、研究開発用、あるいは、他社牽制用と考えて良いのかもしれませんね。