リコー GXR S10 / P10 / A16 3つのズームユニットのレビューと作例記事(Cristian Sorega Photography)
リコーGXRの3つのズームユニットのレビューと、それぞれの作例が掲載されている記事です。
GXRでズームユニットの選択に迷われている方にはかなり参考になるのでは無いでしょうか?
Let’s look at each of the modules covered and their main features before delving into the review.
Via : Cristian Sorega Photography: Ricoh GXR (S10, P10 and A16) Zoom Review
◆RICOH LENS S10 24-72mm F2.5-4.4 VC
- 小さくてとても軽いく、小型バッグやジャケットのポケットに収めることが出来る
- 作りはGXRのボディ同様に堅牢
- GXRトータルではGX200より少し大きくなっている、一方で液晶は2.7インチから3インチと大型化している
- ズームレンズ鏡筒は少しぐらつくもののGX200よりは改善されている。このことで問題は見当たらない。
- 起動に数秒掛かるので、機敏さに欠ける
- JPEG+RAWを選択すると撮影間隔が0.5秒くらい掛かる
- AFはGX200より進化し、AF時に画面はフリーズしない、しかし十分高速とは言えない
- 低照度でのAFは苦手な傾向
- スナップAFモードはストリートフォトグラファーには役立つ機能
- ボケは気持ち良い
- ダイナミックレンジは少し狭い
- リコーの他のカメラのようにマクロモードは素晴らしい
- 換算72mm時に3cmのマクロは非常に役に立つ
- 高感度性能はGR DIGITAL IIIを上回り、バンディング問題も発生しない
- ISO400以上でのJPEG処理は油絵のようになってしまう
- RAW現像するとISO1600まで使える
- ISO3200は緊急用
- 低感度での画質、センサーサイズを考慮するととても良い
- RAW現像が必須
- JPEGは非常にソフトでリコーのノイズリダクションは過度である
S10ユニットの作例も幾つか掲載されています
◆RICOH LENS P10 28-300mm F3.5-5.6 VC
- CXシリーズと同じレンズユニットだが少々大きいボディとなる
- CXに対してはRAW撮影、マニュアル撮影が出来るのは利点であるが、絞りに関しては2段しか選択出来ない
- パワーOFFにすると小型になるがS10よりやや大きく、重い。CXシリーズはGX200より軽量なので不思議
- 高倍率ズームなのに近距離撮影が可能
- S10モジュールと異なり、レスポンスは良い
- シーンモードでやや遅いのはリコーのカメラの共通した特長
- マクロモードはリコーのカメラで共通した利点
- RAW現像で生成したイメージのクオリティは良い
- JPEGの画質は幾つかのマイナーな問題がある
- コントラスト+2、シャープネス-1、彩度-1がオススメのセッティング
- 小型センサーの為、高感度には限界があるが、RAWモードで撮影出来るのが利点で、ISO800まで使え、場合によってはISO1600でもOK
- 総合的な画質はS10には劣る
- 風景では小型センサーの割には解像度が高い(RAW)
P10ユニットの作例も幾つか掲載されています
◆RICOH Lens A16 24-85mm F3.5-5.5
- DR処理が素晴らしい
- GXRのボディに少々不釣り合いな大きさだが、依然として軽量
- プラスチック製で質感はそれほど良く無いが、十分に堅牢な造り
- マクロもとても良いが、大型センサーの為被写界深度は浅くなる
- この大きさなのに、ズームリングやフォーカシングリングな無いのでフラストレーションを感じる
- スポーツ向けのカメラでは無いので、速く動く物体を撮影するには予知して撮影することが必要
- レスポンスは良く、A12モジュールよりも高速のAFだが、合焦しないことがある
- ズーミングは遅く、85mmでは鏡筒が2倍くらい伸びる
- 撮影間隔はそれほど印象的なものでは無く、やはり0.5秒は遅れる
- シャッター音はとても静かで、ミラーレスカメラに対して有利な点
- レンズ性能に関しては総合的にとても良いと思うが、特別では無い
- 広角で少し樽型歪曲が発生し、周辺ではそれほどシャープでは無い
- 高感度は素晴らしく、ISO3200でも実用的
- ダイナミックレンジはとても良い、高感度でも良い
- リコーが何故ISO3200を上限にしたのかが不思議、将来の機能拡張ファームウェアで改善されることを望む
- アンチエイリアスフィルターが無いので他のカメラやA12ユニットには無い解像度を見せる
- 風景写真に向いている、24mm広角、ダイナミックレンジ、アンチエイリアスフィルター非搭載による解像度
- 但し、24mmでの周辺はソフトになる
- 素晴らしいセンサーによる素晴らしい画質という側面と、大きく遅いレンズという2つの側面がある
- G1Xやマイクロフォーサーズ機に対して大きいが、NEXのキットレンズと同じようなサイズであるが、より持ち運びに便利なサイズであり、見た目の通り堅牢である
A16ユニットの作例も幾つか掲載されています
◆まとめ
- 総合的にはP10ユニットがオススメ、小型、高倍率、妥当な画質、価格、RAWが可能
- 次はA16ユニット、ベストの画質
- S10モジュールはGX300が出なかった代わりであり、P10やA16のようなオススメ出来る際立った特徴が感じられない
- リコーは、X10やG1Xのようにコンパクトなモジュールに、大型センサーを搭載し高画質と高速のズームを同時に実現する機会を失っているように感じる
というちょと、厳し目のまとめですが、サイトオーナーはリコーカメラんのファンということで、今後の期待を込めてということに他ならないと思います。
また、最も低価格のP10ユニットがオススメというのも面白いですね。
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