ロンドンオリンピックで大判4X5カメラを使って写真撮るDavid Burnett氏(ギズモードジャパン)
ロンドンオリンピックではキヤノン.v.s.ニコンの2強カメラメーカーの激しいデジタル一眼レフカメラのシェア争いが繰り広げられていたようですが、その体操競技会場に、ニコンやキヤノンとは違うカメラで撮影しているカメラマンが目撃されています。
なんと、4X5という大判カメラで競技を撮影されている方がいるそうです。
ロンドンオリンピックのカメラマン席になんともクラシックな男性が。男性がかまえているのは、4×5のラージフォーマット(大判カメラ)彼の名前はデイヴィッド・バーナット(David Burnett)1984年からオリンピックを取り続けているベテランスポーツカメラマン。そんな彼のインタビューがNY Times紙に掲載されています。一部をご紹介。
この方は米国の著名なフォトジャーナリストDavid Burnett氏
氏のギャラリーページには、独自の視点で捉えたオリンピックを始めとする記録がアップされています。
スポーツのみならず、素晴らしい写真のギャラリーもアップされています。
そして、こちらがDavid Burnett氏のカメラバッグの中を公開するインタビュービデオ
まず氏が常に持ち歩いているカメラがHolga 120N。
何よりも軽量で、仮更に落っことしても平気(^^;、殆ど設定無しでレリーズを押すだけでスナップ出来る点、ということで常用するにはベストなカメラということですね。
カメラバッグはThinkTank Airport Security。
真四角の形状なので、多くの機材をきっちり隙間なく入れることが出来るのが良いということ。
また大判カメラをメインで移動するにはやはりキャリータイプということですね。
そして冒頭のロンドンオリンピックで使われていたカメラは1950年代のPacemaker Speed Graphicらしいですね。
このカメラで、北京オリンピックや、カトリーナ後の記録にも使われたそうです
レンズは1943年製Kodak Aero-Ektar 75mm f/2.5で、第二次世界大戦のB-17やP-38の偵察用カメラとして使われていたということです。その他、Voigtlander f/4.7レンズも披露されています。
そして、氏はデジタル一眼レフも使われていますが、それはキヤノン EOS 5D (MarkIIでは無く初期型)と、EOS 20D。
この動画がアップされたのが2011年10月ということですが、5Dと20Dはまだまだ現役ということですね。
キヤノンの一眼レフに組み合わせるお好みのレンズは、EF85mm F1.2L II、EF135mm F2L、EF 50mm F1.2L、TS-E 45mm F2.8 など。
EOS 5Dの美点は、フォーカシングスクリーン。
MFでのピントの来方を重視されているようで、5Dのフォーカシングスクリーンをかなり褒められています。
こちらはCPN キヤノン・プロフェッショナル・ネットワークのDavid Burnett インタビュー動画
David Burnett 氏はイラン革命の歴史的瞬間を収めた44 DAYSのフォトグラファーだったんですね。
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イラク戦争で活躍されたKenneth Jarecke氏との対談ビデオ
4X5の大判銀塩で写真を撮りながらも、若者のiPadでの写真鑑賞、SNS、雑誌や新聞などに関しても語っています。
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