CES会場でのキヤノンの眞榮田雅也常務へのインタビュー記事。
これらCINEMA EOSシリーズと、各カメラに使われたCMOSセンサーの開発に対してエミー賞が与えられ、今回、CESのタイミングでCINEMA EOSの開発を強く推進したキヤノンの眞榮田雅也常務が表彰式に渡米との話を伺い、授賞式後のインタビューを申し込んだ。(聞き手:本田雅一)
シネマEOS、ミラーレスEOS M、そして、注目のEOS 7Dの後継機、EOS 7D Mark II?についてこれまでより具体的にインタビューに答えられています
■CINEMA EOS開発について
- 5D Mark IIの動画機能は、取材時に静止画と一緒に動画を押さえられるようにしておけば、報道の現場で役に立つことも多いのではないかと考えたもの
- 映像作品製作に使う人がたくさん出てきのは想像を遙かに越える反響だった
- CINEMA EOSの開発は1年半ぐらい
- キヤノンUSAのスタッフがハリウッドに何度も出かけ、映画監督、シネマトグラファーや映像編集のプロなどにヒアリングを行ない、必要な機能を洗い出した
- ジョージ・ルーカス監督からは直接会社に連絡
- スティーブン・スピルバーグ監督からも連絡があった
- PLマウントに対しEFマウントは8割と圧倒的に多い
- 超高感度センサーによる新しい撮影手法が次々に試されていくようになる
- “コア・モバイル・デザイン”という設計手法を取り入れた
- 映画作り独特のノウハウと技術を家庭用カムコーダに盛り込んでいきたい
- EOSシリーズにも、上位モデルから順に盛り込んでいきたい
- ノウハウをそのままプロ機でも活かせるような、ノウハウの循環を目指したい
■今年のテーマ、ビジョン
- プレステージモデルで開発した技術、機能の洗練度を高め、下位モデルに落とし込んでいこうと考えている
- 今までの製品とは、少し異なるコンセプトから企画したレンズ交換式カメラもやっていきたい
- コンセプトから錬り直した新しい交換レンズ式カメラの将来像に関しても取り組んでいる
- 進化の一番大きなきっかけを作るのはセンサーの進化
- レンズ側の進化にも投資をしている
- カメラは、手に取って眺めて嬉しいものにしたい
- 徹底的にダウンサイジングした製品であってほしい
- モノとしての製造クオリティ、品質感を上げながら、さらに高画質を追求する
■EOS M
- 1台目はEOSの高画質や高感度性能を維持したまま、どこまで小さくできるかを純粋に追求
- 今後はミラーレス機でもバリエーション展開はしていく
■EOS 7D後継機
- “ある種の革新技術を入れた製品”
- 新たな領域に向けての進化を遂げたものになる
とにかく、今年のキヤノンもかなり楽しみ、期待感を抱かせてくれるインタビューですね。
EOS 7D 後継機に投入される「ある種の技術」とはいったい何なのでしょうか?
これまでのEOS 7Dの特徴の1つが連写/速写性能だとすれば、それを究極に、あるいは別の解釈で実現した機能が搭載されるのでしょうか?
また、昨年デビューしたEOS Mは、ミラーレスのスタートアップ機として、必要最小限かつシンプルなカメラとし、2年目以降はそれを昇華させるということですね。
EOS 5D mark IIの例で言えば、新しいカメラ像をユーザーの声によって形成し進化させるということになりそうですね!
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