インタビュー記事:80年ブレない開発・設計のこだわりNikkorレンズの魅力(BCNランキング)
BCNランキングにニッコールレンズの設計社の方へのインタビュー記事がアップされています。
今年、ニコンの写真用レンズ「NIKKORレンズ」の誕生から80年がたつのを機に、BCNの道越一郎アナリストが、ニコン映像カンパニー開発本部第二設計部第二設計課の佐藤治夫主幹に、「NIKKORレンズ」の歴史、そしてブレない開発・設計のこだわりを聞いた。
■Nikkorレンズの販売が好調
- 交換レンズは3月に前年同月比137.7%を記録し好調
- 3月ニコンが22.6%の販売本数シェアを獲得して1位に
■1959年に発売した「ニコン F」いまだ健在
- ドイツ流の設計手法は、後の写真レンズの基礎的な設計資料になってる
- いまでも「Fマウント」が通用するのは口径が大きかったから
- お客様を大事にしなくてはいけない、という思い
■フィルムとデジタルでのレンズづくり
- 光学設計の基本は変わらない
- 昔はームレンズを設計するのは大変
- いまはコンピューターとソフトが発達しシミュレーションの技術が進み、技術的な成熟度が増した
- 残存収差を極限まで減らす方法が確立した
- 難しくなったのはピクセル等倍で見ることが増え、レンズのアラが気になること
- いま取り組んでいるのが、三次元的な絵づくり
- いま、巷ではシャープ感が評価されてるがそれだけでは「いい画像」としては不満足。ぼけた部分にも主張がある
■「AF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VR」が人気
- 描写性能はこれまでの80-400mmからブラッシュアップして、ひと皮むけたできになっている
- シャープネスだけではなく、ピントが合った部分から自然にボケるよう、こだわってつくっている
- 気持ちのいい写真が撮れる
- テレコンとの相性も抜群
- 野鳥から、鉄道や飛行機、クルマなど、乗り物系を撮る方からの要望が非常に多い
■広角レンズでは「AF-S NIKKOR 18-35mm f/3.5-4.5G ED」
- ゴーストフレアが出ないように味つけした
- ナノクリスタルコートで反射を抑えるのではなく、光学設計を見直して反射した光がセンサに当たらないよう設計
- シミュレーション技術の向上によって実現
- 7枚羽根円形絞りによって、自然できれいなボケを表現できるのも特徴
■デジタル一眼レフカメラを購入する人へのアドバイス
- キットレンズはよく写らないと思われるかもしれないが実はその逆
- かなり気合いを入れてつくっている
- キット用のレンズは一番難しいレンズ
- ベテランが設計を担当
- 制約条件が非常に多く、それをクリアできるベテランがつくっているので、かなり自信をもってお勧めできる
- キットのレンズにもの足りなさを感じるようになってきたら、次の一歩を踏み出し、写真の世界を広げていってください
不変のニコンFマウントですが、インタビューを読んで、その年代や、価格に関係無く、高品質なレンズを提供されていることが良く理解出来ました。
ミラーレスが台頭して来た昨今ですが、ニコンの一眼レフカメラとレンズも売上が伸びているということで、やはり一貫した普遍のコンセプトが理解されているということなのかもしれませんね。
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