ヨドバシカメラの写真ギャラリーサイトにNikon COOLPIX Aの素晴らしい作例とインプレッション記事がアップされています。
他社のカメラは、レンズフィックス&大判センサーから得られる高画質をキーに、各種のマニュアル撮影における操作性を考慮した「撮る道具」としての魅力を詰め込んだモデルが多いわけですが、この「COOLPIX A」も同じベクトル上にあるカメラだと感じます。
Via : [PY] フォトヨドバシ Nikon COOLPIX A 実写レビュー | photo.yodobashi.com |
■使い勝手
- 使ってる分にはコンパクトデジタルと殆ど変わりがない
- 被写界深度が浅いのでピントに気を遣う程度
- もう少し操作系をダイレクトにして欲しい
- 操作感はかなり上質
- 手にして操作して使いたくなるカメラ
- 道具としてかなり洗練されている
- 剛性感や、撮り手の感覚・感触を満たしてくれるボディ
■レンズ
- レンズの解像力も大変高い
- 開放から実にシャープ
- 開放でかなり周辺落ちが認められる
- そんなに寄れなくてもいいよ、というぐらい寄れてしまう、画としてキチンと成立
- レンズの開発にかなり心血が注がれている、そんな印象の描写
- 線の細い描写をするレンズで素晴らしい
- ヌケの素晴らしさが際立つ
- ボケ味も焦点距離を考えれば望外に柔らかい
■画質
- 高感度はのっぺりとノイズが消えると言うよりは、雰囲気のある画を作る
- ISO3200あたりまで試したが十分実用的
- 「良い画」というよりは「好い画」を作ってくれるカメラ
- 画質は一眼レフと同等若しくはそれ以上
- 解像力はかなりもので、等倍で見ても満足
- ハイライト部分の描写も美しい
- 盛大にモアレが発生する作例があるがそれを補って有り余る魅力がローパスレスというものにはある
■まとめ
- ライバルと少しだけアプローチが違う
- コンパクトでも画質には妥協したくないデジタル一眼レフユーザのカメラ
- ニコンは「コンパクトデジタルカメラ」の根源的な性能を純粋に底上げした
- 一眼レフユーザが慣れ親しんだ画質、性能を、そっくりそのままコンパクトなカメラでも得られるように
- 「一眼レフの傍らにあって欲しいカメラ」
- 「カメラ任せ」にして、期待以上の画をコンパクトデジタルカメラのサイズで実現してくれる
- もっと分かりやすい”売り方”がありそうな気もするが、ピリっとしたカメラをニコンも作ったものだと思う
COOLPIX Aニコンの一眼レフユーザーの為のカメラだのようですね。
そういう意味では、ニコンのお客様の為のカメラであって、シェアを重視するカメラでは無いのかもしれませんね。
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