デジカメWatchにキヤノン常務取締役の眞榮田雅也氏のインタビュー記事が掲載されています。
存在が大きなメーカーだけに、そこにはいくつかの疑問も湧いてくる。キヤノン・常務取締役でカメラ事業を束ねる眞榮田雅也氏に話を聞いた。
■市場動向と戦略
- 2013年は製品ラインナップをそれぞれにしっかりと正常進化させることができた年
- 市場の変化への対応は、新製品、新要素技術、と新コンセプトで
- EOS 70DでデュアルピクセルCMOS AFを提案
- PowerShot NやビデオカメラのIVIS miniで、新しい撮影スタイル・利用スタイルを提案
- 新しいアプリケーションを提案
■今後もミラーレスと一眼レフの両方に軸足
- ミラーレスカメラのコンセプトは可能な限りのダウンサイジング
- ファインダー付きのEOS Mは? ⇒ そう遠いタイミングではない
- EOS M2の後は1台のボディではなく、ラインナップを広げていく
- レンズのバリエーションを徹底的に広げていく
- EFレンズ群はリニューアルも含めてより一層押し進める
- 新しい光学系のレンズを計画“おおっ!”と唸るレンズもある
- キヤノンはEF-Mというマウントに対して本気、多くのレンズを出していく
- EOS Mユーザーのニーズに合うレンズをフルラインで揃えていく
- 一眼レフとミラーレスカメラの両方のレンズラインナップを整備する
- あらゆるマーケットに対し対応できるよう準備をしている
- 動画も静止画もよい画が撮れるようになれば、ミラーレスカメラのユーザーはさらに増える
- プロ、セミプロ、層で広がる可能性がある
■コンパクトデジタルカメラの今後
- スタイリッシュコンパクトのジャンルはモデル数を圧縮するが、大きなマーケットなので手は抜かない
- ミドルクラスの高倍率ズーム機が人気
- PowerShot Sシリーズの認知度も高い
■キヤノンが考える操作性
- デジタルになっても操作系は銀塩時代を踏襲している、今後は新しいデジタル時代の操作性とは?というテーマで見直している
- スマートフォンやタブレットとの連携は、今後も継続して改善していく
■入出力で最高画質
- キヤノンは映像入力から出力まで製品をカバーできる数少ない企業
- “プリント”という文化を重要視
- 出力といっても紙だけでなくディスプレイも
- “キヤノン”ブランドの中で完結する、入力から出力まで最高画質というソリューション
キヤノンの製品コンセプトは、ワールドワイドの、あらゆるユーザー層に、入力から出力までを高画質を提供すること。ということが伝わって来ました。
ユーザー側としては、製品をミクロな視点で見がちですが、キヤノン様のこのようなマクロな視点を理解すれば、製品選びも変わって来るかもしれませんね。
そして、今回発表されたEOS M2はそのグローバルなコンセプトが具現化されている製品でしょうし、インタビュー中にもある、次のミラーレスカメラ(EOS M3?)キヤノンがこれまでミラーレスカメラに本気で取り組んでいたという証になるのかもしれませんね。
個人的には、EOS Cシリーズこそが究極のミラーレスカメラであり、EOS Mシリーズがコンシューマ向けのシネマEOSとして、そこに結びついて欲しいと前々から思っていましたので、今回のデジカメWatch様の記事を読んでそれが次第に具現化されていることを感じさせて頂きました。
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