Canon EOS M2 ブロガーイベントレポート その2:変わらないデザインと徹底的に見直された内部構造
キヤノンマーケッティングジャパン様開催のEOS M2ブロガーイベントの報告第二弾。
前の記事では製品特徴のお話でしたが、EOS M2のデザイン、機能、そして内部構造を詳しくご説明して頂きました。
■デザイン・小型化・軽量化
デザイナーが3〜4方向のデザインを検討
その中からあえて変わらないデザインを採用
Wi-Fi を搭載しながら、横幅を約3.7mm短縮、体積比約8%もの小型化を実現
小型化の為にあらゆるユニットモジュールの徹底的な見直しを行う
先代と似ているデザインながら、殆どの内部、外装パーツを1から新設計した。
■大型CMOSセンサー
スマートフォンのセンサー、他のフォーマットを採用するミラーレスカメラより、はるかに大きなセンサーを搭載している。
■連写機能
秒4.6コマ/秒の連続撮影が可能に
サーボAFでは合焦時にAF枠が青色に表示されるようになった。
従来は、白枠のままだったので合焦していることが判りにくかった
■モードダイアルの進化
EOS Mでは3ポジションのモードダイアルを、4ポジションとした。
簡単撮影モードと、応用撮影モードに分け、初心者と、上級者、それぞれが要求する操作を整理しより使い易くした。
■ぼかしシミュレーション
アンケートによれば、ぼけている写真=綺麗という結果が出てきた。
初めて、レンズ交換式カメラを使うお客様は背景がボケるかということを非常に大切にされている。
入門者の方は背景がボケている写真を好む傾向がある。(上級者になるとパンフォーカスの写真を好む方が増える)
ぼかしシミュレーション機能を進化させ要望に対応した。
■EOS MOVIEの進化
待望のジオラマ風動画機能を搭載。
デジタルズーム機能を搭載、ズーム時にもサーボAFが使用可能
内蔵ステレオマイクを前面に移動
EOS Mではカメラを(スマホのように)ホールドし上面にあるマイクを遮ってしまう方がいた
■アクセサリについて
ボディデザインが小さくなっているので、ボディジャケットも新設計となった。
■EOS Mからの進化ポイント表
その後のタッチ&トライ会場では、新設計された、モジュールも展示されていました。
ボディ内部のシャーシ
EOS M2を持つと、小さいボディなのに手にしっかりとした凝縮感としての重みが伝わって来ますが、その理由の1つはこの強固な金属製のシャーシということになると思います。
全てのEFレンズ群を受け止める為このような構造になっているということですが、これこそが他社のミラーレスカメラとキヤノンのミラーレスカメラが根本的に異なる部分だと思います。
シャッターユニット
様々なメカが薄く作られているのが判りますね。
ミラーレスといえども、シャッター部のメカニズムについてはやはり一眼レフメーカーしか作れないノウハウがここにも詰まっているのでしょうね。
他社のミラーレスカメラのシャッター音を聞くと、緩慢であったり、クセがあったりすることが多いのですが、EOS M2のシャッター音は、無駄な雑音が少なく感じるのも、そんなノウハウが生きているのだと思います。
CMOSパッケージ
勿論キヤノン自社製。キヤノンのカメラの為にだけ開発されたセンサー。
CMOSセンサーはセルフクリーニングセンサーユニットに組み込まれるんですね
Wi-Fiモジュール
これも薄い部品ですが、小型化されたボディーに押し込むには大変な苦労があったんでしょうねー
他社の多くのミラーレスカメラも毎年モデルチェンジするのですが、多くの部分が先代モデルの流用も良く見受けられます。
ところがEOS M2の場合、キヤノン様はこの1機種の為に、先代からたった1年の間に、全ての中身を見直すという製品に対する拘りと開発力に改めて感心させて頂きました。
続く
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M2のデザインについては、デジタルカメラマガジン1月号のインタビュー記事でも触れてますね。この中でモダンクラシック・デザインを否定してないことに驚きました。確か少し前まで、このデザインをキヤノンは採用しないと明言していましたから。
ダイアル操作をGシリーズに採用したのがキヤノンでしたから、往年のカメラの操作系に関して決して全否定では無いとは思います。
デザインだけクラシックにしたカメラは当然出さないと思いますので各カメラメーカーのクラシックデザインに関する解釈が楽しみですね。