家電量販店の実売データを集計した「BCNランキング」でデジタル一眼カメラ(一眼レフとミラーレス)の2013年シェアの統計のまとめ記事が掲載されています
デジタル一眼レフに限ると、前年同月比は継続して130%を超え、むしろ「好調」といっていい。2013年のデジタル一眼カメラ全体の年間販売台数は、11月末の時点ですでに2012年を超えており、過去3年間で最高の水準。
■デジタル一眼
- デジタル一眼は前年同月比115.3~168.3%と伸び続けている
- デジタル一眼レフに限ると、むしろ「好調」
- 年間販売台数は、過去3年間で最高の水準
- 売れているのは発売直後の新製品ではなく、価格のこなれた旧機種だ。
■一眼レフシェア
- 「EOS Kiss X5」が2年連続1位
- 2位と3位にはニコンの「D3200」「D5200」
- シェアは、キヤノン49.2%、ニコン42.5%、リコーイメージング(ペンタックス)5.2%、ソニー3.1%
- APS-C合計 91.3%
- フルサイズ合計 8.7%
- 2012年に比べて上位2社のシェアの差が縮小
- バリアングル液晶はあまり重視されていない
■ミラーレスシェア
- 1位は、ソニー「NEX-5R」
- 2位キヤノンの「EOS M」、3位・4位は、オリンパスの「OLYMPUS PEN Lite E-PL5」「OLYMPUS PEN Lite E-PL3」
- フォーサーズ計 43.8
- APS-C合計 38.4
- フルサイズ合計 0.5
- その他 17.2
- オリンパスとソニーの2強時代へ
- 参入メーカーが増え、当初の「3強」からパナソニックが脱落
- 「ミラーレス特化」を打ち出したオリンパスを「α」に統合したソニーが追う構図
- キヤノンは「十分追いつける」と宣言したものの先行メーカーとの差は大きい
- 「α7」「α7R」「Nikon 1 AW1」など、個性的なモデルが登場したが、飛び抜けた人気のヒット機種がないく、全体的に伸び悩んでいる
■デジタル一眼全体
- 台数はデジカメ全体の3割弱、金額では6割
- 全体では「EOS Kiss X5」「D3200」「D5200」「NEX-5R」「D5100」の順
- 上位20位まで、一眼レフが13機種、ミラーレスが7機種、フルサイズは15位の「EOS 6D」が最上位
好調のレンズ交換式カメラですが、旧モデルが売れているということでユーザーの方が賢く製品を選ぶようになっているようです。
そして一眼レフの内訳として、APS-Cが90%以上、フルサイズは9%以下ということで、今年はフルサイズ元年でしたがまだまだフルサイズは上級モデルに限られているようですね。
一方のミラーレスでは、NEX-5RとEOS MとAPS-Cが上位2位となっているのが面白いです。フォーサーズのシェアが43.8&%、APS-Cのシェアが38.4%ということですので、富士フイルムの人気次第ではAPS-Cミラーレスのシェアがより増えるかもしれませんね。
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