OLYMPUS OM-D E-M1の動画撮影で像面位相差AFピクセルの線が見える問題?(EOSHD)(追記あり)
オリンパスOM-D E-M1の動画撮影は画質やAF性能共に素晴らしく、また、強力な5軸手ブレ補正によって、リグや三脚無しでもブレの少ない映像が得られるということで、最高のカムコーダーとして活躍出来るポテンシャルを備えているようです。
しかし、EOS HDはフレアがかったシーンで突如像面位相差AFピクセルと思われるストライプが映像に現れる現象を確認したということです。
It has a drawback however, when the lens is flared, these AF ‘sensel’ strips can show up on the image as I found in the frame grab above from my video.
Via : Phase detect AF strips showing up in Olympus E-M1 video » EOSHD.com
更にE-M1センサーを斜めから見ると、映像に現れたストライプと同じようなラインを確認することが出来たということです。
一方、E-M5のセンサーにはそのラインは確認出来なかったということでやはり、映像に現れた謎のストライプは像面位相差AFピクセルの部分だったと予測しています。
勿論静止画ではこのような報告はありませんし、ソニーの像面位相差センサーを搭載した他のカメラでは報告が無いようなので、心配することは無いとは思いますが、、、、
この現象はが他のE-M1でも現れるかどうかは判りませんが、もしEOSHDの予測が正しいとすればファームアップなどで改善されれば良いですね。
(追記)twitter経由でα7RでもRAWで撮影すると像面位相差AFピクセルが出てくるというご報告を頂きました。こちらは静止画の場合、現像ソフトウェアとの相性もありそうですね。
@Dmaniax AFセンサー用のピクセル画像が抜ける問題は、ソニーのα7のRawでも起こるそうです。ヨドバシでソニーの販売員の方が、Jepgの場合はカメラ内で補完処理を行うけど、Rawは穴が空いたまま出てくるので、Rawで撮るならα7Rを推奨されていました。
— Hiroyuki (@NikonF100) 2014, 1月 16
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記事に若干の誤解があると思います。ここでは像面位相差AFピクセルの線が見えているわけではなく、センサー上にコーティングの違う面があるということが原因となってこのようなことが起こっていると考えられます。
オリンパスの解説ページを見ると、像面位相差AF素子をセンサー上に配置するために4×4のマトリクス毎に1つのG画素の半分を覆うということをしています(4行ごとにその向きを反転させています)。その工程のために、もしかすると今回のようなことが起こっているのかもしれませんね。
情報ありがとうございます。
ラインの太さからすると、ピクセル補完の画像処理では無く、コーティングということは納得出来ます。
一方で、像面位相差用エリアと同じような部分に発生しているようにも見えますので、そのコーティングも何か秘密がありそうですね。