ニコンが提訴していた、シグマのレンズ特許侵害に関する裁判で、ニコン側勝訴の判決が出たということです
デジタル一眼レフカメラ用レンズの手ぶれ補正機能を巡り、ニコンがシグマに特許権を侵害されたとして、約124億円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は14日、一定の特許侵害を認め、シグマに約15億6800万円の支払いを命じた。
ニコンが問題としたのは、手ぶれ補正機能を搭載したレンズに関する特許で、シグマの7製品が特許を侵害していると訴えていた。
判決によると、ニコンの特許は、平成14年に登録され、撮影対象周辺の角度の揺らぎを検出する装置が、レンズのモーターの振動の影響を受けないようにし、正確な撮影を可能にする内容。シグマ側は「特許内容には、手ぶれの振動の影響を防ぐ機能は含まれない」と主張したが、大須賀裁判長は「特許効果を記載した明細書に『正確なブレ防止が可能になる』との記載があり、手ぶれのような運動も含むことは明らか」と述べて、ニコン側の主張を認めた。
但し、シグマの利益に対する15%相当の損害と認定されたということです。
その上で大須賀裁判長は、「手ぶれ補正機能を実現するには、さまざまな制御が必要」と指摘。「被告の製品に対する寄与としては15%を認めるのが相当」として、シグマ側の利益を最大で約101億円と認定した上で、15%に当たる金額の賠償責任を認めた。
メーカー側は同様の技術を競争しながら開発をしている筈と思いますので、この判決のような相手先の特許を一部侵害する状況になるケースの対応にはメーカーさんも注意ということでしょうか、、、、
ニコンのボディーとシグマのレンズを愛用されている方も多いといますので、ユーザーとしては競争と共創を上手くバランスして頂きながら、良い写真撮影環を提供して頂ければ嬉しいです。
ここ数年、シグマは意欲的というか“挑戦的”な交換レンズを数多く発売している。今回紹介する「24-105mm F4 DG OS HSM」は、おもにフルサイズ一眼レフ向けの標準ズームレンズだ。24mmスタートで開放F4通しの標準ズームレンズは、キヤノン・ニコンともに同等スペックの製品を純正品で用意しており、さらに一眼レフカメラのキットモデルならば単品よりも割安に購入できる。つまり、あえて不利な状況を覚悟で、カメラメーカーに真っ向勝負を挑んでいるのだ。
Via : メーカー純正品よりも写りは上質! シグマ「24-105mm F4 DG OS HSM」 日経トレンディネット
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