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リコーイメージングPENTAX 645Z 「体感&トークライブ」東京会場のレポート その3

田中希美男先生のトークアンドライブ(その1その2)を聞かせて頂いた後、展示会場にてのタッチ&トライコーナーに移動しました。

センサーに関する展示。

フルサイズよりも大型、に加えて、4:3比率のフォーマットも中判カメラの世界を生み出している要因かもしれません。

 

645Zのダイキャストボディとシャーシは、645Dのそれをほぼそのまま引き継ぐものということです。

無駄なモデルチェンジはせずに、コストを抑え、かつ、カメラとしても熟成させるのは好感が持てます。

 

レンズマウント、トラピゾイドプリズム、シャッターユニットを支えるシャーシ。

645Dの基本設計が素晴らしかったからこそ、645Zでも最高の中判一眼レフとして通用しているということですね。

 

ということでハンズオンの待ち中

ペンタックスのスタッフの方と1対1で丁寧に説明して頂けます。

 

順番がやって来ました!
但し、制限時間は5分が目安ということですので、質問などをしながらあっという間に時間が過ぎる感じでした。

 

まず手に持った感じ意外と軽い。

645Zの特徴の1つとして中判カメラながらも、一眼レフカメラと同じ使い勝手で撮影が出来るということです。

ボディ重量は約1470gに抑えられているのは中判カメラとしては最も軽量なボディであると言えます。

 

グリップの形状は深く抉られた複雑なな曲線を描いていますが、K-3の時もそうでしたがグリップ部はペンタックスデザイナーの方の拘りが感じられる部分です。

安心して支えられるグリップ形状の良さも645Zを持って軽く感じる要因かもしれません。

 

レリーズしてみると大型のミラーを備える割には、静かで振動が少ないレリーズフィーリングでした。
但し、シャッターユニットや、プリズム等の光学系などは645Dと同じということですので、645Dとの差は無いということです。

隣で、連写を試されていますが、少しスピードが落ちなららもずっと連写を続けている645Zは、例えば最近のAPS-C一眼レフカメラでも連写したあと沈黙してしまう機種がある中、5000万画素にしてこの処理速度は素直に凄いなと思います。

ファインダーの見え方は流石中判だけのことはありますが、ただ、田中先生の解説にあるようにK-3と同じエリアしか無いAFポイントが少し寂しい印象でした。ただLeica Sのように広大なエリアながら、中央1点のみよりも、少しですが精神的な安心感はあります(^^;

 

iPhone 5sと大きさ比較(^^;  こうして見ると意外とコンパクトに見えますね。

背面液晶を開いたところ

大型のサブ液晶と両方同時に確認出来るというポジションは645Zならではの撮影スタイルが可能にになると思います。

背面液晶は、レンズ光軸の中心戦場に配置される設計されているということです。

上から覗き込むようなハッセルブラッドスタイルの撮影も楽しめる(^^;,,,,だけでなく、三脚に固定した時のライブビュー撮影でもかなり使い勝手が良さそうですね。

但し、可動方向が1方向の為、縦位置撮影ではあまり使い道は無いかもしれませんが、例えば、EOS 70Dのように横開き方式にすると、レンズ光軸から離れてしまうので、ユーザーによってはどちらが良いかが分かれるかもしれませんね。

少し気になったのが、ファインダーを除いて撮影する場合、可動式の背面液晶の厚みが邪魔になり、鼻に当たってしまうことです。
645Dのボディそのまま流用されているということで、可動になった分、そのまま厚みが増えることになっているようです。

画質については、データを持ち帰ることは出来なかったのですが、会場に展示されている大判のプリントで十分以上に堪能出来ました。

ということで。短いハンズオンを終える前にマイ GRとツーショットで記念撮影。

 

メインカメラが、645Zで、サブカメラがK-3で、サブサブカメラがGRにしたいところですがw

私の場合GRがほぼメインカメラですね;;;^^)

 

645Zによるスタジオワークフローのデモンストレーションも行われていましたが、生憎私の時間が無く体験出来ませんでした。

 

 

PENTAX 645Z 「体感&トークライブ」のレポートは以上です。

645Zは、価格、性能、使い勝手共に、ハイアマチュアの方からスタジオプロの方まで幅広く対応するカメラとして、これまでの中判カメラばには無い特徴を備えたカメラと言えると思います。

また、フルサイズ一眼レフでは楽しみことの出来ない高解像度(レンズも含めて)、そして、超高感度性能が必要な方には、これしか無い!カメラとして注目されていると思います。

 

最も驚いたのは、ソニー製の中判センサーの原価がK-3実売価格の2台分ということ。
その他、最高のファインダー、超高速の処理エンジンも含めて考えると、実売80万円切る価格で提供出来るのはリコーイメージング様の良心と言うべきかもしれませんね。。。。。

 

次のライブ、鈴木一雄先生の「645Z 驚愕の世界」というセッションは、私の時間の関係で参加出来なかったのが非常に残念でした。。。。。

素晴らしいイベントを開催された、リコーイメージングの方に感謝いたします!

 

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