東洋経済オンラインにオリンパス笹宏行社長のデジカメ事業に関するインタビュー記事が掲載されています
オリンパスの頭を悩ませているビジネスがある。それは、デジタルカメラ事業だ。前期まで4期連続の赤字で、今期も赤字を見込む。「Pen」「OM」シリーズなど、根強いファンを持つデジカメ事業をどう立て直すのか。笹宏行社長に聞いた。
Via : デジカメが5期連続赤字、オリンパスの苦悩 | インタビュー | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト
■市場
- デジカメ事業は5期連続の赤字を予測
- コンパクト型の市場は厳しい。今後も縮小
- 一眼レフも台数ベースで減っている
- ミラーレスの市場は伸びている
- 入門機より上の中級モデル以上が今後成長する分野
■製品
- 「OM-D E-M1」は北米、欧州でプロや愛好家の評判が高かった
- 「EM10」の受注も好調、製造が追いつかずに機会損失
- 欧米でもミラーレスへの期待は高まっている
- 「Pen」の低価格モデルの販売が想定から下回った
- 「EM10」は発売時期が後ろ倒し
■戦略
- デジカメ事業をミラーレス中心にシフト
- 工場を再編して製造を縮小
- 在庫の縮小も進め、コンパクト型では2012年度比で9割減
- 結果として赤字だが構造改革の方向性は正しい
■今後
- ミラーレスを中心としたデジカメ事業に危機感
- BtoB分野など映像技術を生かせる新しいビジネスに投資
- 車載カメラ用レンズはさらに拡大
- 東京オリンピックに向け監視カメラ用途にもチャンス
- デジカメ事業は多少の損を出していても技術的な貢献があれば大きな価値
- 早く赤字が出ない体質に
- ソニーへのレンズ鏡筒の供給以上の進展は今のところない
各社厳しい状況は同じかもしれませんが、こと「オリンパス事件」後の、会社再建と市場状況の変化のダブルで困難な状況に陥っているという感じですね。
OM-Dシリーズは3機種共に評価も高く、売れ行きも好調のようですので、なんとかここで踏ん張ってオリンパスのカメラをもっと広めて欲しいですね!
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