キヤノン EOS 7D Mark II .v.s. 7D分解比較(lensrentals)
lensrentals.comがキヤノンEOS 7D Mark IIの分解記事をアップしていますが、そこで比較用として、7Dの分解までするという徹底した検証を行っています。
So when I read the claim ’4 times more weather sealing’ my inner cynic just thought 4 times zero equals zero. But I wanted to be fair so I decided I’d open up the 7D II before I wrote a scathing article about making ridiculous weather sealing claims.
キヤノンはEOS 7Dに対して7D Mark IIが4倍優れた防滴・防塵性能を持っているということですが(実際には、約4倍の点数の防塵防滴部材を使っている)それが本当なのかを実物の分解で検証されています。
- 背面を分割すると、直ぐに解るのは7D2には分厚いガスケットラバーがあるが7Dにはそれが無いこと
- サイドパネル部にもガスケットラバーが付けられている
- LCDの後部には丈夫な金属製の補強材が配置されている、7Dや5D3ではそれが無く、LCDを押すと強度が弱いと感じていた部分
- 7D2は後部パネルのファインダー廻りにもガスケット材が配置されていいる
- 7D2の本体側のファインダー廻りはガスケットが2重になっている部分もある
- 基板を見ると7D2と7Dは全く異なるチップセットが使われていることが判る
- 7Dにあったヒートシンクの役割を持っているような巨大なジャンパー線が7D2では消えていた
- 7D2では基板が整頓され、カメラマニア的に見れば美的な基板ではなくなっていた
- 7Dでは基板に繋がるケーブルが抜けそうになっている部分を発見した
- 7D2はより堅牢な配線コネクターが使われており、進化したポイントと感じる
- 7Dではマイクロフォンジャックが基板に直接ハンダ付けされており、問題が発生したが、7D2ではそれが基板には付けられず、個別に配置されている
- 7D2ではCFカードスロットが個別部品になっている。CFカードスロットのピンは良く曲がってしまう問題が発生するが、簡単に交換修理することが出来るようになっている
- 7D2はボトムパーツの廻りにガスケットが付けられている
- 7D2は三脚ネジ周辺にガスケットが付けられている
- 7D2は全面プレート廻りにガスケットが付けられている
- 7D2のグリップを剥がし、その下部にある接合部にも防塵防滴粘着テープで処理されている
- 7D2は視度調整ダイアルの廻りにガスケットが付けられている
- 7D2はこれまで分解した中で最も徹底的に防塵防滴シールドされているカメラであると言える(全てのカメラを分解したわけでは無いが)あらゆる分割面全て完全にシールドされている
今回の分解では特に防塵防滴処理に注目していますが、徹底的な処理がされており、正にプロ用として作られたカメラということが良く判りました。
EOS 7D Mark IIはその価格に見合う価値が十分にあるカメラであることをを理解出来ました。
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キヤノン EOS 7D Mark II完全ガイド (インプレスムック DCM MOOK)