少し前ソニーがFOVEONを凌駕するRGBセンサー“APCS”方式を開発しているとう情報が流れました。
その続報としてCnbeta.comというサイトにSONYの新型センサー“IMX189AEG”のスペックシートのリーク?画像がアップされていたという情報が送られて来たということです。
Today I got those detailed graphs showing how the sensor works. “Structure 1″ shows how there is a color filter on top of the sensor that moves horizontally. There are three different exposures for each color (Red-Green-Blue). It’s basically a “color HDR” picture instead of a “dynamic range HDR” picture
このスペックシートの画像は前回のAPCS (active pixel color sampling) センサーの動作原理が描かれています。
1ピクセルでフルカラーを得る場合、3回の露出を行う間に、RGBカラーフィルターを横方向に3回移動して3GB情報とするということです。
これまで復数回露光によるHDRがダイナミックレンジを拡大する為の手法だとすれば、“APCS”センサーのこの方式は“カラーHDR”と呼べると解説されています。
また、フォトダイオード1ピクセルにつき3つ、つまりRGB別の電荷蓄積ダイオードを持つという図。
これによって、処理側にRGB情報を個別に渡すことが出来るようになるということです。
この構造によって、 ISO5120でのダイナミックレンジ127,69dbという値を実現。
グラフを見ると21EVを超える驚異のダイナミックレンジになっています。
HDR的に画像を取得するということですので、ダイナミックレンジ拡大にも絶大な効果があるようですね!
一方、3回の露光分のシャッター速度が稼げない暗所ではカラーフィルタの移動を停止させることで通常のRGBセンサーの動作ということになるのかもしれませんね。
ということで、カラーフィルタ(+マイクロレンズ)を物理的に動かすという、私のような素人が予測出来ない仕組みということが判りましたが、本当にこんなものが製品化されることになるのでしょうか?
そういえば、ソニーの中判CMOSセンサーを使う、ハッセルブラッド「Hasselblad H5D 200c Multi-Shot」がセンサー本体を微細に動かすことで驚異の2億ピクセルを実現したカメラとなっていますが、ちょっと共通点も感じましたが、ソニーのAPSCセンサーの方が処理効率が良さそうですね!流石SONY!
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