キヤノンマーケティングジャパン様のPowerShot G3 Xイベントに参加させて頂きました。レポートその4です。
山岳写真家 岩橋宏倫先生
北アルプス燕岳(つばくろだけ)、立山、志賀高原でのG3X撮影の振り返りプレゼンテーション。
G3 Xを渡された時、高倍率ズームに加え防振防滴ということで、とても山に向いているカメラだと思った。
普段山に入る時のカメラだと一式だけで20kgを越えてしまうがその殆どがこの1台のカメラで済んでしまう。
500mmのレンズも持って行くが、普通の登山者だと500m以上のレンズを持つことは無いと思うが、それを上回る600mmのレンズを山で使うのは想像が出来ない筈。
※以下の写真は、プロジェクタで写した写真を更にカメラで撮ったものです。
岩橋宏倫のG3Xの公式サンプルイメージはこちら
ミヤマモンキチョウ
ナナカマドの葉っぱのうえで擬態化している姿を撮影。35mm で換算100mmくらいの感じ。
最短撮影距離の表示が出るので、焦点距離でどれくらいの距離まで寄れるのかを確認しながら撮影することが出来る。
5cmで寄れるのは換算24mm〜100mmの間なのでその100mm側で寄って撮った写真。
一眼レフに比べるとセンサーが小さいので被写界深度が深くなるが、それが良い効果を生んでいる。
北アルプス 燕岳から見た槍ヶ岳
北アルプスの象徴の山。
どこで撮影していてもついつい槍ヶ岳を撮ってしまうw
夕焼けで赤くなっている部分が綺麗に表現されていた。(プロジェクタでは見難いのですが)
パソコンのモニタで見ていると一眼でとったのと遜色無い、ぱっと見は判らない。
セレクトしていると一眼で撮った写真と見分けが付かないくらい。
いかにもコンパクトで採ったという写真には見えない。
GWに撮影
みんなで朝日を待っている。
赤いテントなど色飽和しやすい部分も正確な描写となっている。
雪面の感じ。白の微妙なディテールの変化もしっかりでている。
夕焼け
グラデーションの感じが綺麗に出ている。
モニタで見ていると一眼に近いグラデーションが出ていると感じた。
600mm+デジタルテレコン☓2倍 1200mmで撮った月
レンズを替えないでこれだけ撮れるのはすごい魅力がある。
今まで考えても無かったような新しい取り方が想像出来るカメラ。
夜景
残ったテントが1つだけ、賑やかな街の光の対比。
最近、山に行くと夜撮っている人が多い。
これだけとれれば有効である。
ISO1600テントが照らしている雪の感じも綺麗に出ている。
空の部分もノイズが無い、高感度もしっかり使える。
イワヒバリ 600mm
山に行く時は500mmを持って行くが殆ど動物を撮る時に使う。
鳥の場合、レンズを交換している間にいなくなる。
1台のカメラで狙えるのは非常に大きなメリット。
これを実際に一眼で狙おうとすると被写界深度が浅くなる。
ピントが来ているG3Xの方が扱いやすい。
乗鞍高原の水芭蕉
ティルト液晶を活かした写真
手が水の中に半分入っているw
ファインダーでは絶対撮れない、ライブビューでもきつい、ティルトで液晶しか撮れなかった。
多少濡れたが壊れることが無かった。
上高地
新緑が朝日に照らされている、後ろは穂高連峰、梓川。
岩の上に座って撮った。ファインダーを見ながらでは絶対に撮れないない。
手持ちであることで苦労。
3段分のNDフィルタが内蔵されているが、これを活かしてシャッタースピードが遅くなるように工夫し1/4秒とした。
手持ちで1/4秒なんてなかなか撮れない。
立山の雷鳥 600mm
全体的にしっかりピントが来ており羽毛の質感もしっかり出ている。
コンパクトカメラにありがちなガチガチすぎるシャープ感では無く毛の柔かさが出ている。
普通の500mmで撮ると、ボケすぎる。
今後は望遠もっていかないでこのカメラ持って行こうかなと思ってしまった。
星空モード
連続撮影でコンポジット合成の画像を作ってみたが、星空モードの方がピントも来ている、何も調整しなくてもこのままでキレイ。
2時間、最高で120分の設定が出来る。その間雲が出ないようにいのるのみだったw
非常に面白い機能だった。
以上で岩橋宏倫先生のプレゼンテーションが終わりました。
次は、G3Xのハンズオンです。
先生のように撮れるでしょうか?(^^;
今回のイベントについて
【協賛】キヤノンマーケティングジャパン株式会社様
【運営】アジャイルメディア・ネットワーク株式会社様