韓国のSD Opticsというメーカーが、マイクロミラーアレイレンズシステム(MALS)を発表。YouTubeにその画期的な構造を説明する動画をアップしています。
Korea-based SD Optics, a subsidiary of Stereo Display, Inc, unveils its Micro Mirror Array Lens System (MALS) presented in the company’s Youtube video:
Via : Image Sensors World: SD Optics Offers Fast Focusing MEMS Lens
- MALSは半導体製造プロセスによって作られる可動マイクロミラーレンズシステム
- マイクロミラーレンズの大きさは100μm
- 各ミラーは2軸の回転と1軸の移動が可能
- 最大12000Hzの超高速フォーカシング速度、
- 10億回以上の動作サイクルの高耐久性
- 1mA以下の超低消費電力
- 5000G以上の耐衝撃性
- 動作保証温度は-30℃〜100℃
- シングルセンサーのカメラで3Dを実現
- これまでの同様の技術に対し従来比約25%小型化される
- リアルタイムマルチフォーカシング
- カメラのAFシステムへの利用
- 各ミラーが駆動することによって、フォーカシングを実現
- フォーカスの高速連続移動によって、3Dデプスマップの取得が可能
- 表示装置への利用
- MALSをシースルー表示ディスプレイに用いることで、人の目の任意の焦点位置に表示をすることが可能になる
- MALSを高速移動し3Dのディスプレイマッピングが実現することで、立体表示が可能になる
- 工業用検査カメラへの応用
- MALSの超高速フォーカシングによって、異なる大きさのオブジェクトの高速検査が可能になる
- その他活用例
- マルチフォーカシングが登載されたアクションカメラ、監視用CCTV、体内用カメラ、手術用の3Dマイクロスコープカメラ、VR/AR用3Dディスプレイ、3Dデプスセンシングカメラが登載されたドローン、ハイスピード検査装置、3D顕微鏡、自動車自動運転用のカメラ、3Dマッピングカメラ、人造眼球
マイクロミラーというと、現在多くのプロジェクタで使われている、デジタルミラーデバイスDLPがあると思いますが、SD Optics社のMALSはそれを更に3軸かつ高精度に動かすことによって実現された技術ということなのでしょうか。
この技術が進化することで、従来のような大きなガラスレンズ無しで、全ての焦点位置を記録するカメラと、それを、目の前に表示することが出来るヘッドマウントディスプレイが可能になっているかもしれませんね。
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