（追記）KOWA PROMINAR 25mm F1.8 MFTテスト記事（photozone）

You

9年前

ドイツのカメラ・レンズレビューサイト、photozoneが興和光学から発売されている、マイクロフォーサーズ対応の単焦点レンズKOWA PROMINAR 25mm F1.8 MFTのテスト＆レビュー記事を掲載しています。

The Kowa Prominar MFT 25mm f/1.8 is member of a gang of three new Kowa lenses for the Micro-Four-Thirds system (we covered the Prominar 8.5mm f/2.8 about a month ago).

Via : Kowa Prominar MFT 25mm f/1.8 – Review / Lens Test Report

歪曲、周辺光量、解像度、色収差のテスト結果も掲載されています

KOWA PROMINAR 25mm F1.8 MFTグラフ（1600万画素）

Kowa Prominar MFT 25mm f/1.8 – Review / Lens Test Report – Analysis

photozoneのテスト記事で25mmマイクロフォーサーズレンズのテスト結果ページも探してみました

M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8 MFTグラフ（1600万画素）

Olympus M.Zuiko 25mm f/1.8 – Review / Test Report – Analysis

Panasonic LEICA DG SUMMILUX 25mm / F1.4 ASPH MTFグラフ（1600万画素）

Panasonic Leica DG Summilux 25mm f/1.4 ASPH – Analysis

（参考）Voigtländer(COSINA) : NOKTON 25mm F0.95 MTFグラフ（1200万画素）

（追記）NOKTON25mmレンズのみ、1200万画素でのテストにつき参考としてご覧下さい

Voigtlander Nokton 25mm f/0.95 MFT – Review / Test Report – Analysis

サンプルイメージもアップされています

Kowa Prominar MFT 25mm f/1.8 – Review / Lens Test Report – Samples & Verdict

KOWA PROMINAR 25mm F1.8 MFTレビューまとめ

焦点距離25mmのセグメントを見ると、より大口径なレンズ、より低価格のレンズがある中、コーワのレンズは少なくとも１つのアドバンテージを持つ、それは光学性能である。
開放での画質は標準的、絞って行くとマイクロフォーサーズの他のレンズよりも良好になる
色収差は低く抑えられている
f/1.8においてやや周辺光量の減少が見られるが、水準を越えるものでもない
歪曲もまた少ない方である
kowaのメカニカルな品質は印象的で、まるで古き良き時代のレンズのようだ
鏡胴は金属製でありコントロールはまるで絹のようにスムースである
このレンズはAFや電子絞りを持たないことから一般的なユーザーに向けたものでは無い
一方、独自のダイアルリンク方式のIRIS調整によって、絞りリングは動画に適したモードに切り替えることも可能である
フルマニュアル構造と、そこそこの開放値というスペックはおそらく、メインストリームなユーザーへの訴求は難しいかもしれない
しかしながら、ムービー志向のユーザー向け市場の中には好む人も現れるだろう

photozoneの総合値判定

光学性能；4.5／5ポイント
メカニカルクオリティ：4／5ポイント
コストパフォーマンス：３／５ポイント

MTFを見る限り、絞って使う場合はマイクロフォーサーズの25mmレンズの中で最も解像度が高いレンズと言えるようですね。
余裕のある方は、ボケはNOKTON、風景等はPROMINARと使い分けられるのもレンズ遊びとして良いかもしれませんね。

【追記】Voigtländer(COSINA) : NOKTON 25mm F0.95 のテストについて

コメント欄にてニコノス様よりphotozoneのマイクロフォーサーズレンズのテストは、1600万画素によるテストと、1200万画素によるテストが行われており、MTFの値は直接比較出来ないというご指摘がありました。
上のMTFグラフの、Nokton 25mmのみ1200万画素でテストされていましたので参考情報といたします。