マップカメラのレビューサイトKasyapaに、木下光学研究所が復活し限定発売した大口径レンズ、KISTAR 55mm F1.2のレビュー記事と素晴らしい作例としてのサンプルイメージが掲載されています。
『KISTAR 55mm F1.2』を製作した木下光学研究所はその『TOMINON 55mm F1.2』の光学設計を担当した木下三郎氏が創設した会社であり、今回は息子である木下勉氏が『KISTAR 55mm F1.2』の機構設計を担当、光学設計には富岡光学時代からレンズ製作を行ってきた職人が担当するという、レンズ・作り手共にTOMINONのDNAをそのまま引き継いで誕生したレンズです。
Via : マップカメラ | KASYAPA | 322:甦る幻の銘玉『木下光学研究所 KISTAR 55mm F1.2』 | etc.
KISTAR 55mm F1.2と組み合わせたボディはSONY α7II で KIPON マウントアダプター ヤシカコンタックスレンズ/ソニーEボディ用 でマウントされています。
描写
- 絞り開放だとソフトフォーカスの様な柔らかい収差の残る描写
- ピント面は極薄
- ジワリと少し滲むようなボケ味
- コントラストで美しさを見せるのではなく、階調表現で美しさを見せるように作られたレンズ
- 階調豊かなシャドウの表現は写真に重厚な美しさを与える
- F4くらいから急激にピントの山が立つ描写に
- 逆光で強烈なフレアはオールドレンズ好きにとってたまらない魅力
- モノクロームでも是非使っていただきたい一本
- ノスタルジックな味付けの描写はモノクロームにした時、さらにその良さと美しさを感じる
質感
- 職人のこだわりと確かなモノ作りは現代のAFレンズでは感じる事の出来ない非常に高い完成度の仕上がり
- AFレンズでは味わえない写真を撮る難しさと面白さを改めて教えてくれるレンズ
まとめ
- 最新のレンズが失ってしまった甘く美しい描写と道具としての物の良さを感じられる一本
- “じゃじゃ馬”という表現が向いている
- 日本のレンズ産業を支えてきた職人達がこだわって作り上げた“モノ作り”の素晴らしさ
確かに、現代のレンズには無い描写に見入ってしまいますね。。。
私もα7IIでヤシカ・コンタックスマウントのレンズを使うことが多いので、このレンズ是非手に入れてみたいのですが、、、、
限定発売ということで迷ってしまいます。
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