GoProはもはやカメラでは無い(日経トレンディネット)
日経トレンディネットに、GoPro社のCEOニック・ウッドマン氏の独占インタビューが掲載されています
前編ではGoProの開発のきっかけから自撮りという行為の変化について
大手メーカーが続々と参入して“レッドオーシャン”(激しい争いが繰り広げられる既存市場)になった感のあるアクションカメラ市場だが、リーディングカンパニーである米GoProはいかにしてその座をキープしようとしているのだろうか。また、そもそもHEROシリーズを開発したきっかけは何だったのか。今後どのように発展していくのかなどについて、GoPro CEO(最高経営責任者)のニック・ウッドマン氏に聞いた。
Via : 「GoProは“感情”も表現できる」―ニック・ウッドマンCEO独占インタビュー(前編) – 日経トレンディネット
後編では何「GoProはカメラじゃない」とはどういうことか?
自動車や自転車、スポーツ用具などに取り付けてさまざまな瞬間を写真や動画で切り取れる「アクションカメラ」。その火付け役となったGoProのニック・ウッドマンCEO独占インタビューの後編。
Via : 「GoProはカメラじゃない」―ニック・ウッドマンCEO独占インタビュー(後編) – 日経トレンディネット
GoProの開発の動機
- 最初はサーフィンの姿を撮りたいということ
- 手首にカメラを巻き付けて撮影するというアイデア
- 2004年に35mmフィルムの「使い捨てカメラ」を発売
- 自動車のロールバーにカメラを取り付け撮影するというビッグアイデアが生まれた
- プロサーファーになりたいから「ゴー・プロ」という名称になった
- 2010年は10人から、今は1600人を超える従業員、そのうち製品開発エンジニアが500人以上
自撮りという行為
- 人生をさまざまな視点から撮影できるようになった
- 世界観が広がり、そのときの「感情」といったものも表現できるようになった
- 自分が撮ったものをドキュメントとして撮影し残せる商品になった
- 自撮りは「自己中心的な自分を表現する」ではなく、「自分自身を表現する」、「日々の生活の中で直面する感情などを表現する」手段となった
GoProの強み
- 「GoPro」という非常に大きい力を持つブランド
- 使っている方が宣伝してくれる
- スポーツのみならず人々が自分たちの活動を撮って世界に向けて発信するという動きが出てきた
- もはやカメラではなく「ライフキャプチャーモジュール」、つまり「人生の一コマを切り取るモジュール」
- GoProのビジョンは「 A content-enabling company」コンテンツを作り上げられる会社
- 他のメーカーが取ってきたアプローチとは異なる
- コンテンツの紹介で別のエンタテインメントが生まれる
- これからも成長のチャンスはすごくたくさんある
日本のカメラメーカー、ビデオカメラメーカーがGoProの市場を狙うカメラを幾つか出しましたが、いずれも後追いに過ぎず、GoProを超える、あるいは超えたいのが伝わって来るような強いメッセージや主張が感じられず、結局未だそれを超える存在にはなっていません。(一部では消滅しそうな機種もあります)
一方で、GoProはソニーのイメージセンサーを使うなどキーデバイスを自社で開発しているというわけではありません。
やはり技術だけあっても良いカメラは生まれないということでしょうか?
ことしのGoProアワード受賞動画は、極寒の公園に放置されていた子猫を救う家族の映像。
今回のニック・ウッドマン氏インタビューの通りのコンテンツが収められているようです。
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