中国メディアの駆動之家が「デジタル一眼レフカメラを製造できる国の数は人工衛星を製造できる国家の数よりも少ない」という記事を掲載しているということです
宇宙船や戦闘機を製造できる中国がデジタル一眼レフカメラを製造できないのはなぜだろう。中国メディアの駆動之家はこのほど、その理由は「デジタル一眼レフカメラの製造は中国にとって想像を超えるほど難度が高い」ことにあると論じている。
Via : サーチナ|なぜだ!日本には高性能なカメラを製造できて、中国にできない理由
- 中国は耐久性が求められる精密機械の製造は苦手
- 中国2大カメラメーカー鳳凰(Phenix)と海鴎(Seagull)の機械式一眼レフカメラの製造技術水準は1970年代の日本と同等
- かつての「紅旗」はドイツの「ライカM3」をコピー、なんとか製造できたものの現在ほとんどが正常に動作しない
- 「故障率を低く抑える」ためには非常に高度な技術が必要
- デジタル一眼レフカメラは精密電子機械だけに故障という問題が難題
- 日本やドイツの限られた国の企業だけが問題を克服し有名ブランドを輩出
- 国民性はものづくりにおいては非常に重要
記事は「20年後も中国はデジタル一眼レフカメラを製造できないだろう」という結論になっています。
一方、中国のロケットに関する記事
中国は2020年に世界の宇宙強国の仲間入りを果たし、ロケットのペイロード打ち上げ能力で世界3位になる見通しだ。人民日報が伝えた。
Via : 中国宇宙事業、2020年にロケットの打ち上げ能力が世界3位に―…:レコードチャイナ
中国国営メディアは、2年後の月面裏側着陸を計画していると伝えたそうです。成功すれば人類初となります。
Via : 中国、2018年に月の裏側へ行くと発表 : ギズモード・ジャパン
日本の持つ一眼レフカメラの技術はこのような月面探査の技術よりも高いということですね。
しかし、ミラーレスカメラによってそんな一眼レフの将来にも少し不安があります。ニコン、キヤノン、ペンタックス、シグマはずっと一眼レフカメラとその交換レンズシステムを作り続けて欲しいです。
一方、ミラーレスカメラにおいては、富士フイルムのX-Pro2やX100tのような世界一の光学ファインダー技術や、ソニーの高速技術やイメージセンサー、そしてパナソニックとフジの有機イメージセンサー等の新技術も出てきていますので、日本のカメラ技術は今後も継続して進化して欲しいですね。