前回「今だからこそLeica M8/M8.2を買うべき5つの理由」を示した、Mattias Burling氏が再びYouTubeに、“5 Reasons to Buy a Leica M9 in 2016”という動画をアップしました。
前の動画では中古のM8は、FUJIFILM X100Tと同じような価格で購入出来るということでしたが、次にM9の中古に注目するとこちらも2000ドル台で購入出来る状況になって来ているということです。
理由その1:1800万画素であること
- 十分な解像度を持ちクロップでその威力を発揮することが出来る
- この画素数であればスマートフォンのLightroom MobileによるDNGのRAW現像でもパフォーマンスが低下しない
- 1800万画素はプリントの殆どの用途をカバー出来る
理由その2:フルサイズであること
- フルサイズなのでより広角が撮れる
- M9と28mmレンズでの撮影体験は他のカメラ得ることが出来ない
- M8より高い画素数は50mm相当にクロップしても十分な解像度を得ることが出来る
- CCDセンサーはM8と同様に近代的なCMOSセンサーのような低照度の性能は持っていないが、最大の利点は暗部を持ち上げてもそれほどノイズが発生することはない
理由その3:作りの良さとコンディション
- M9もM8と同様に素晴らしい作りである
- オール真鍮製ボディと新素材のグリップは、素晴らしく快適である
- M8より新しいモデルなので中古市場でもグッドコンディションの個体を探しだすことが出来る
理由その4:センサーの交換
- M9はCCDセンサーの問題が発生したが既に問題は解決されている
- 中古で購入したとしても無料での交換対応となり、交換後は新品のセンサーとなる
理由その5:画質
- その画質には開いた口が塞がらない
- Kodakが開発したイメージセンサーは、Kodachromeの思い出を蘇らえてくれる
- 高解像度のフルサイズセンサーの画質は魔法と言って良い
Mattias Burling氏はM8やM9のCCDセンサーによるフィルムライクな画質に惚れ込まれているようですが、確かに他のカメラでは得ることが出来ないライカ独自の世界を感じることが出来る1つの要素だったのかもしれませんね。
日本ではそんなM9の価値が判っている方は手放さないようで、中古はタマが少なく2000ドルに相当する価格(急激な円高で更に)では購入出来ませんが、それでも新品の半分の価格になっているのは注目だと思います。
また、M9はM9-Pと比較すると、Leicaの赤いバッチが付いているのも今となってはライカユーザーであることの所有感を満たすということもあるかもしれません。
一方で、独特の画質を生み出すCCDセンサーを搭載する最新モデルLeica MEについてもそろそろ在庫が無りそうなので、こちらも注目される方は今こそ新品で購入出来る最後のチャンスかもしれません。
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