Forbes JapanのHPにGOPROの決算に関する記事が掲載されていますが、その中で独自開発のドローン「karma」とアクションカメラ「HERO 5」の発売時期を年末の休暇シーズン前とすることが書かれています。
主力製品のウェアラブルカメラの販売不振が続く米GoProは昨年来、その凋落ぶりが目立ち始めている。大幅な減収減益の発表に伴う株価の下落で、創業者ニック・ウッドマンCEOの保有資産も大きく減少している。
Via : GoProが3期連続の赤字、CEOの資産も7割減 | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)
しかし、GoProは3気連続で赤字を計上、HERO5はそれを打開する製品になるのでしょうか?
- 第4四半期純損失は9,170万ドル(1株当たり0.66ドル)で大幅な赤字に転落
- 前年同期の純利益3,500万ドル(1株利益0.24ドル)
- 第4四半期売上高2億2,070万ドル
- 前年同期比47%減
- 通期の売上高見通しは13億5,000万~15億ドル
- 2015年通期の売上高は16億ドルだった
- 株価は2014年につけた最高値から88%下落
- 投資家はすでに、同社が顧客層を拡大できるのかどうかについて疑問視
- キューブ型の「HERO4 Session」は価格を高額に設定しすぎた。
- ドローン(小型無人機)「Karma」は今年上期に発売を延期
- 創業者ニック・ウッドマンCEOの保有資産は、今年第2四半期(4~6月期)の決算が発表された7月27日の株価に基づいて計算すると、ちょうど10億ドル(約1,048億円)程度。2014年9月に上場した当時は33億ドル
GoProが不審にあえいでいるのは、特に中国などのメーカーがGoProに匹敵する性能で価格が大幅に低い製品を投入していることのようです。
例えば、Xiaomi(シャオミ)から発売している新しい4Kアクションカメラ「YI 4K」はGoProよりも先進的な機能と性能をアピールしています。
GoProにかわって、シャオミが4K対応カメラの次世代版を先行発売したといっても過言ではない。シャオミは「中国のApple」と言われ、LG、HTC、サムスンなどのハイエンドブランドと競合するスマートフォンを市場に出していることで知られている。
Via : GoProに変わる、次世代ハードウェア採用シャオミ4Kアクションカメラ「YI 4K」 – PRONEWS
Xiaomi YI 4KとGoPro HERO 4との比較ビデオ
また、SONYのFDR-X3000やHDR-AS300ではこれらの海外メーカーでは搭載されていない光学式の空間手ブレ補正を搭載、またGPSやステレオマイクも搭載するなど機能的に大きな差を付けています。
今年末発売されるHERO5はこれらのアクションカメラに対すしてどのような魅力を訴求出来るのでしょうか?
それとも、日本でも発売された「Seeker」のようにアクセサリ勝負ということになるのでしょうか?