前の2つの記事では、iPhone7等で無料でRAW撮影と現像が出来る、Lightroom for iPhoneと、RAW by 500pxアプリを紹介されて頂きましたが、
iPhone7のRAWとJpegを比較してみる為に、今回はカメラアプリ、ProCameraアプリで撮影してみました。
このアプリはは現在400円の有償アプリとなります。
これを、Macに取り込みDNGファイルをLightroomで、JpegファイルはPhotoshopで開いてみました。
こちらはJpegをPhotoshopで等倍表示した様子。(このブログでそれが縮小表示になっています)
こちらは、MacのLightroomでDNGファイルを等倍表示開いた様子。
ぱっと見る限り、通常iPhoneでわざわざRAWで撮影するメリットは感じませんでした。
また、等倍表示したとしても、最近のモニタがドットピッチが細かくなり通常の鑑賞距離ではそもそもドットが見えなくなりましたので(^^;明るさ等の違い以外はそれほど差が無い感じです。
JPEG撮って出しはこちら
LightroomでAutoボタンを押して現像した結果はこちら。(勿論、RAWですので更に調整を追い込むことは出来ます)
Appleの画像処理はiPhone 4Sあたりから、一部のコンデジよりも綺麗な写真が得られるという評価になったと思いますが、iPhone7ではさらにその画質が磨かれ誰が見てもちょうど良い露出や色あいの写真が撮影出来るのは素晴らしいですね。
そこで、次は400%まで拡大してみました。
JPEGを400%拡大表示
こちらの画像がPC等で見た時このブログで4倍拡大法事になると思います。
Jpegの方は、小型センサーのコンデジと同じようなノイズ処理+エッジ強調処理+Jpeg圧縮によるエッジのボサボサ画像になっていますね。
LightroomでRAWを開いている状態を4倍表示
このブログで4倍表示
こちらは、色ノイズが目立つようです(小型センサーとしてはそれでも少ない方だと思いますが)が、その一方でJpegよりはディテールが残っており、また、室内のライトによるグラデーション部分もJpegより良く残っているように見えます。
Lightroomでノイズ処理を行なって見ると、若干解像感は失われますがそれでもJpeg撮って出しより良い結果が得られます。
このブログで4倍表示
ということで、iPhone7でRAWで撮影して現像するメリットがあるとすれば、やはり大判にプリントアウトする時はもしかしたらディテールの差が感じられるようになるのかもしれません。
最近Appleは街中の広告で超大判でプリントされたものを使っていますので、その写真に採用される可能性のある方はRAWの方がオススメです(^^;
ただ、DNGとJPEGのファイルサイズを見てみると以下のようになります。
DNGが10.3MB、Jpegが1.9MBと5倍以上の差が出てきますので、いざという時の保険としてRAW撮影される方は、私のように32GBモデルでは無く、128GBモデルか256GBモデルをご購入された方が良いと思います。
こちらのブログにはあと2枚ProCameraで撮影し、LightroomでRAW現像した写真をアップしています。
Photoshop Lightroom CCで極める! プロの現像テクニックに学ぶ作品づくり