恒例になったレビューサイトTheCameraStoreの年末ベスト・ワーストカメラの発表ビデオが今年も公開されました。
この動画はゲームでお酒を飲み合いしながらランキングを語るということで、後半のワーストを発表する頃には酔っ払っているのでごめんなさいという趣旨です。よってワーストの方は話半分ということでお願いします(^^;
TCSTV’s Best and Worst Camera Gear of 2016
昨年はカナディアン・ウィスキーベースの甘いカクテルのカクテルで気絶されていましたが、今年はそれに反省してwカナダのTrois Pistoles(トロア・ピストル)というアルコール分9%ビールということです。
ベストレンズ
3位 Nikon AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
- 素晴らしい光学系
- 絞り全域でシャープ
- これまでに無い105mmでF1.4を実現している
- 焦点距離と描写に個性が感じられ、大口径であることで被写界深度のコントロールが出来る
2位 SONY FE 24-70mm F2.8 GM SEL2470GM
- これまで24-70はキヤノンが素晴らしかったがSONYはそれを越えた
- このクラスとしては持ちやすい大きさ
- 特に70mmはシャープ
- α7RIIと組み合わせると静かで驚くほど高速のAF性能
1位 Nikon AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR
- ナノクリコーティングによる逆光性能
- 素晴らしい手ブレ補正
- 軽量でコンパクト
- プロが常に持つレンズとして素晴らしい出来上がり
次点 SIGMA 30mm F1.4 DC DN Contemporary
- ベスト3に匹敵する評価
- 低価格
- シャープ
- AFも良い
ベストビデオカメラ
3位 Panasonic LUMX DMC-FZ2500(LUMIX DMC-FZH1)
- 外観はスチルカメラだがそのスペックを見ると明らかにビデオカメラと言って良い
- もはや撮影時間の制限は無い
- ズームしても絞り値が変化しない
- logモードで撮影出来る
- 1インチセンサーカムコーダーとしてベストの1つ
- この価格帯で10bit 422出力で外部レコーダをサポートしている
- トラベルカメラとしてベスト
2位 sony PXW-Z150
- 殆どローリングシャッターが発生しない
- 4K 10pit 422での内部レコーディングが可能
- コンパクトかつ手頃な価格
- 作りの良いレンズ
- ミラーレスや一眼レフカメラで動画が撮影出来るが未だにこのようなオールワンスタイルの需要は強い
- 素晴らしいデザインでこれ1台で様々な撮影に帯億出来る
1位 DJI OSMO
- とても小型で軽量のパッケージ
- 低価格
- ジンバルを必要とする場合大きなカメラはもはや必要無い
- 良好な画質バランス
- スマートフォンと連携して素晴らしいアプリケーションが使える
- ブロガーからハイエンドのプロダクションまで使えカメラ
(閑話)2016ベストトレンド技術
中判ミラーレスの登場
- 一眼レフカメラは未だにある条件でのAF性能で有利だが中判においてはそれが無い
- 中判デジタルカメももはや手の届かない価格では無くなった
- これまで中判ではレンズも限られた選択であったがミラーレスによってより選択肢が広がった
- 大型のセンサーを使うと何か違うことは間違い無い
- ただ、現状において動画に対応していない
手ブレ補正
- ブラシレスジンバル
- フル電子制御のブラシレスジンバル
- 5軸手ブレ補正
- 新しくは無いが様々なメーカーが採用しはじめている
- OLYMPUS、SONY、Panasonicに注目している
- キヤノンやニコンは選択すべき時期に来ている
- 過去のレビューでニコンは動画での手ブレ補正に問題があることも判明した
- EOS M5の手ブレ補正は未だ先行に及ばないレベル
- キヤノンやニコンは高価な手ブレ補正レンズを販売し続けているのマーケッティングの理由からである
ベストカメラ
3位 FUJIFILM X-T2
- 2400万画素のセンサーになりニコンやキヤノンと競合出来るようになった
- 3位になった理由は大きな革新が無いこと、ビデオやAFも未だそれほどでも無い
- 動画側から見ると最も大きな革新はバッテリーグリップによって長時間の動画撮影に対応出来、ヘッドフォンジャックを装備していることである
- オーバーヒート問題が無い
2位 Pentax K-1
- 素晴らしいセンサー
- ピクセルシフトによりリアルレゾリューションは信じられないほど良い
- 長い間待ち望んでいたペンタックスのフルサイズカメラ
1位 Nikon D500
- とにかくAFが信じられないくらい良い
- 動画でもマイクジャック、ヘッドフォンジャックがある
- ジャーナリスト、自然・風景撮影、スポーツ共にベスト
- APS-Cカメラでベスト
次点 Canon EOS 80D
- 驚くようなカメラでは無いが素晴らしい画質とデュアルピクセルAFを持ちながら手頃な価格であること
- トータルバランスで推奨すべきである
このへんから酔っ払ってしまっているということで話半分で、、、
ワーストビデオカメラ
ことしは昨年とは違ってそれほどひどいカメラは無かった
Nikon KeyMission 170
- 全体的がっかりしたカメラ
- ニコンブランドがアクションカメラ市場に参入する理由が判らない
- アクションカメラではGoProの価格が1つの基準になると思うが、それより高価である
- GoProに対しlogをサポートしてない、また同じような画角等も含めてアドバンテージは無い
- 記録データレートが低すぎる
ユーザーをがっかりさせたカメラ
Canon EOS 5D Mark IV
- 高価過ぎる
- 1080pは素晴らしすぎるが4KのMotion JPEGコーデックは基本的に使えないもので、6分毎にカードを入れ替えなければならないのもひどい
- ヘッドフォンジャックのプリアンプがあまり良くない
- クロップするにも関わらずEF-Sレンズが使えない
- 特に4Kにおいてがっかりさせるものだった
ワーストレンズ
HD PENTAX-D FA 15-30mmF2.8ED SDM WR
- 本当に素晴らしいレンズだが価格が問題
- TAMRON 15-30が1550カナダドルで販売されているがペンタックスバージョンになると2300カナダドルになる
- 手ブレ補正を外してコスト低減出来る筈なのの逆に高い
- PENTAX K-1は素晴らしいカメラだがレンズの選択に限りがある
ワーストカメラ
次点 Leica M Typ262
- 背面液晶を廃止し、多くのメニューオプションも無くしてしまった
- しかし撮影体験は素晴らしい、もしかしたらベストカメラかもしれない:-)
3位 Olpmpus PEN-F
- 美しいカメラであることには違い無い
- メニューはひどい
- ダイアルがおかしい
- E-M1 Mark IIが出るまでOLYMPUSのAFはひどいものだった
2位 Nikon D5
- プロ用カメラとして高感度、高速AF等素晴らしいが出来る仕上がり
- しかし万人に向けてのカメラでは無い
- 問題はダイナミックレンジについてD3300の方がニコンのプレミアムカメラより優れいてることである
- 高感度が優れいてることは判るが、もしプロが室内ではD5を使い室外では画質の良いD3300を使うことになるのは奇妙である
1位 Xaomi M1
- フォトキナでデビューした2000万画素マイクロフォーサーズカメラ
- ミラーレスカメラ市場に参入した意気込みと最初のカメラであることは理解出来るが、AFやその他の使い心地はOLYMPUS最初のミラーレスE-P1や、出た直後のEOS Mと同じようなひどい感覚である
- JPEGの画質はエッシャーの絵画、いやポロックの油絵のようである
いかがでしょうか?
流石に今年は素晴らしい製品が多く、選出が難しかったようですが、各製品の評価はまぁ納得出来るものでしょうか。。。
個人的今年のベストはsd Quattro Hですが、ベストにもワーストにも入らなかったことがちょっと悔しいですw
皆さんが良いお年を迎えられるように。。。。
来年も宜しくお願いいたします。
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