#FILMISALIVE フェラ-ニアが #FERRANIA P30 ALPHA 銀塩モノクロフィルムを限定復活!
イタリアの銀塩フィルムメーカーフェラ-ニア:FERRANIA社は2014年にKicksterterで出資を募集し「Scotch Chrome」フィルムの製造を再開するプロジェクトを始動していました。 →こちら
しかし、昨年そのプロジェクトは様々な要因で難航しながらも前進しているという報告がありました。 →こちら
そして、先日フェッラーニアが突如、銀塩モノクロフィルム「FERRANIA P30 ALPHA」を発売するというアナウンスを行い製品情報ページが公開されたのです。
FERRANIA P30 ALPHA概要
- Ferrania社が銀塩フィルムを再生産する最初の製品となる
- ISO 80 モノクロフィルム
- 1960年代にFERRANIAが発売していたP30モノクロフィルムを復活、シネマ系統の素性を持つ
- 現代のモノクロフィルムの競合製品には無い非常にコントラストが高くかつ極細な粒状性
- 35mmフォーマット版は2月中旬に出荷
APLHAの意味
- 最初のテスターによるサンプルギャラリーを公開しているが、これはプリプロダクション版でありフィルムのキズ、初期ロールの製造処理の違いによるコントラストの不均一さなど様々な欠点が見られる。
- ソフトウェアの開発にもαステージ、βステージがあるようにP30も同様のステージを定義したい。
- 完全な製品が販売されるまでにこれらの問題を完全に解決するように務めるが、今後はその製造現場での改善情報を積極的に公開し素晴らしい製品になるように進めて行く。
サンプル画像を見ると確かにキズや不均一性等が見られますが、まずは試作品とも言えるαバージョンということですね。
ただ、よくあるデジタルの銀塩シミュレーションで銀塩の粒状感に加え、フィルムのキズやムラまで付けるという処理もありますので、正に銀塩フィルムとしてのアナログな面味わえることになるかもしれません。(あるいは製品版でもw)
マニアな方にとってはこのような不均一性は偶然性がある方が逆に魅力があるかもしれませんし、α版〜β版〜製品版等の違等もお話のネタになりそうですね!(^^;
ということで、昔のソフトウェア開発のようにα版、β版、最終版というより、イタリアらしいアジャイル型開発;;^^)というべきだとは思いますが、昨年時点では多くの人が抱いていたFERRANIA本当に復活出来るのか?という疑問を払拭し、モノクロフィルムであれど本当に復活させてしまったのは奇跡と言って良いのはFerraniaの方の執念が実ったということになるのかもしれませんね!
おそらくこのP30で回収した資金が次の「Scotch Chrome」の復活に繋がると思います。
ご協力させて頂きたいので(^^P30日本でも販売して欲しいですね!
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