ソニーがスマートフォン向けの新型CMOSイメージセンサーを発表しました。
DRAMチップを積層した3層構造の裏面照射CMOSセンサーということです。
ソニーは、業界で初めてDRAMを積層した3層構造の積層型CMOSイメージセンサーを開発しました。これは、従来の裏面照射型画素部分と信号処理回路部分との2層構造の積層型CMOSイメージセンサーに、さらにDRAMを積層したものです。
Via : Sony Japan | ニュースリリース | 業界初、DRAMを積層した3層構造のスマートフォン向けCMOSイメージセンサーを開発
SONYのプレミアムコンパクトデジタルカメラ Cyber-Shot RX100M4やRX100M5では既にDRAMチップ積層型裏面照射CMOSセンサーを搭載され、960fpsでFullHDの超スローモーション撮影が可能になっていますが、実際は高速連写時にはセンサー読み出し解像度が低下しているのを内部でFullHDにストレッチしているということです。
ところがこのリリースを読むと、FullHDの解像度で100fpsの読み出しが可能ということですので、これがスマホに搭載されるとなると更にコンデジいらず(^^に拍車が掛かりそうですね。
で、この新型センサーで撮影したサンプル動画がアップされています。
このセンサーは、DRAMを内蔵することで、1000fpsの画像をセンサー側で蓄えることが出来、これまでの画像処理エンジンで処理が出来るということで、
動体の動きを感知して自動的にスーパースロー撮影も出来るということです。
つまりセンサー側でfpsが可変になりながらも、イメージプロセッサーには一定のfpsで出力することで、サンプルのような動画が自動的に記録出来るということになりそうです。
これはおもしろそうですねー
更に、高速読み出しのメリットとしてフォーカルプレーン歪み(所謂ローリングシャッター現象)も大幅に軽減出来るということで、サンプル画像もアップされています。
これは、コンデジのみならず、シネマ機の領域も侵食する性能になりそうですね。
ムービー撮影に増々スマホが使われる比率が増えそうですね。
今後はこのSONYの画期的なセンサーを採用するスマホが出て来そうで、今年中に発表される筈の次期iPhone8ではこのような超スローモーション撮影が出来るかもしれませんね!
楽しみですが、ストレージも消費しそうですねぇ〜、、、、
ちなみに、iPhone 7のストレージは256GBモデルが発売されていますが、所有されているPCのストレージがプアな場合はiPhoneバックアップ難民が続出しているらしいですので、皆さんもお気を付けくださいね!