ハーバード大学が開発するガラスを使わない極薄平面レンズが進化(engadget)
ハーバード大学が研究を続けている二酸化チタンのナノ構造体によるレンズがより進化したというニュース。
ハーバード大学の工学・応用科学部(SEAS : School of Engineering and Applied Science)が、二酸化チタンのナノ構造体を並べた極薄平面レンズを開発しました。このレンズは光の屈折を利用するガラスレンズとは全く異なる薄さ・大きさ・構造ながら非常に効率的に光を集束できる特徴を備えています。
Via : スマホで高級カメラ凌ぐ写真も可能に?色収差なし、ナノ構造の「フラットレンズ」がマルチカラー化、実用化へ前進 – Engadget 日本版
Last summer, researchers at the Harvard John A. Paulson School of Engineering and Applied Sciences (SEAS) announced a new, flat lens that could focus light with high efficiency within the visible spectrum. The lens used an ultrathin array of nanopillars to bend and focus light as it passed.
Via : Flat lens opens a broad world of color | Harvard John A. Paulson School of Engineering and Applied Sciences
こちらは2016年時点での成果を説明するビデオ。
この時点では一定の波長の光しか扱えなかったものが、今の発表では、490~550nmの波長の光を色収差無くレンズとして集結させることに成功したということです。
極薄の1枚で色収差が無いレンズが実現出来るとすれば、カメラにとって革命になるのかもしれません。
ただボケ味、解像感等はどうなるのか(^^;
実用化に向けて事業化を開始するということですので、楽しみですね!