Adobeの公式ページに、Lightroom Mobileのアップデートのお知らせが掲載されました。
Lightroom mobileに新たにRAW HDR撮影モードが追加されます。このモードを使えば、これまではデジタル一眼レフやミラーレスカメラが必要だったハイダイナミックレンジ(HDR)撮影をモバイルデバイスで行うことができます。
Via : Lightroom mobileのアップデート:iOS版、Android版がRAW HDR(ハイダイナミックレンジ)の撮影モードを搭載 | Adobe Creative Station
iOS版バージョン2.7およびAndroid版バージョン2.3に搭載
HDR撮影モード
- シーンを自動的にスキャンして正確な露光範囲を決定し、3枚のDNGファイルを撮影
- 自動的に位置修正、合成、ゴースト除去、トーンマッピング処理を行う
- 16bit浮動小数点DNGで出力
- LightroomのHDR技術と同じアルゴリズムを使って、同等の品質で処理
- iOSは現時点でiPhone 6s、6s Plus、7、7 Plus、iPhone SEまたはiPad Pro 9.7
- Androidは、現時点でSamsung S7、S7 Edge、Google PixelおよびPixel XL
元画像を書き出し機能(iOS)
- カメラで撮影したDNGや、Lightroom mobileまたはLightroom Webギャラリーから読み込んだRAW画像などの元画像をカメラロールに書き出しできる
「評価とレビュー」機能(iOS)
- ジェスチャーで評価やレビューが可能に
カメラ起動機能(iOS)
- Force Touch対応と新開発の通知センターウィジェットによってLightroomのカメラを起動できる
チュートリアル動画
HDR合成によって16BitRAWを出力するということは(撮影条件は限られるかもしれませんが)iPhoneやAndroidがこれまでのコンパクトデジタルカメラでは実現できなかったダイナミックレンジを持つカメラになるということですね。
もうiPhoneさえ持っていれば作品レベルの写真が撮れてしまうようになるのかもしれません。
また、元画像書き出し機能ですがこれまでiPad等にカメラからRAWを読み込んでもそれを現像は出来ても書き出すことは出来ませんでしたので、こちらも便利そうです。
ただ、問題はiPhoneで撮影したり、iPadをRAW現像のハブに出来るのは良いのですが。ファイルサイズが大きくなりデバイスのメモリを圧迫しそうなことでしょうか?(^^;
今後は256GBのiPhoneやiPadが必須になりそうです、、、、
iOSのアップデートに来ていましたので早速ダウンロードして試してみたいと思います。