PENTAX ForumがCP+でリコーイメージングの川内氏、若城氏、大久保氏、新井氏の4人にインタビューした記事を掲載しています。その第一弾の記事です。
We had the opportunity to sit down with Ricoh Imaging at this year’s CP+ show and conduct our annual interview about Pentax and Ricoh camera systems. This marks the 6th Pentax Forums CP+ interview, and our 9th formal Pentax interview to date.
Via : CP+ 2017 Pentax Interview: Part 1 – CP+ 2017 | PentaxForums.com
1.最近のトレンドに対するペンタックス/リコーのカメラ方向性は?Theataは一眼レフビジネスの低下を補っているか?
- 一眼レフカメラ及びTHEATAライン等の強みを活かす方向で継続する計画としている。
- 360度イメージングのプラットフォームの急速な普及によりTHETA製品の需要が引き成長すると予測する。
- 旅行や機器管理の分野での採用も期待出来る、各国からの問い合わせが増えている。
2. KPのようなユニークな一眼レフモデルを投入したのは何故? ユーザーのターゲットは?
- ペンタックスは高性能でコンパクトかつ軽量なカメラを製造する長い歴史を持っている。
- Limitedレンズはユニークであり顧客は所有することにも満足度も感じている。
- 我々はこのLimitedレンズに良くマッチする高品質でコンパクトなボディを作りたいと考えている。
- ターゲットユーザーはK-1の代替機を望んでいるユーザーであり、エントリモデルからステップアップしたいが、価格やサイズに躊躇している方である。
3.K-1と並行したAPC-Cのフラッグシップ機として、例えばK-3 IIの後継モデルの必要性はあるか?
- コンパクトでクイックなところがAPS-Cカメラの優れている点である。
- 我々はこのようなメリットが得られるAPS-Cフラッグシップ機が必要であると考えている。
- K-3 IIの後継機についてリサーチしている。
4.ペンタックスのカメラはビデオ性能の競争に遅れているが、今後どのように向上させる予定か?
- 我々はビデオの重要性を理解している。
- あらゆる面からビデオ性能を改善する方法を検討している。
5. 動画にメカニカルなブレ補正を搭載することは可能か?
- これまで、メカニカルノイズの点で動画でのセンサーシフトは不可能であった。
- 顧客の要望によって、K-1及びKPで動画撮影でもSRを可能にするファームアップを提供することを計画している。
6.富士とハッセルブラッドは、中判カメラの基準を1000ドル以下にした。どのように対抗するのか?645システムの方向性は?
- 中規模市場はプロの顧客に限定されていた。
- それらの新製品の出現はPENTAX 645D、645Zと同様に消費者基盤を刺激することで、最終的に市場はフルサイズ一眼レフ並になる可能性がある。
- ペンタックスは、写真の本質を追求し、そのフィロソフィに共感する人々に魅力的な製品を提供し続ける。
- 私たちは他を模倣するのではなく、ペンタックス独自の道を選択する。
- 競争も必要であるが、他には無い独自のフィロソフィを製品に注入する方がより重要と考えている。
7.K-1の反応は?新しいユーザーを開拓したか?
- K-1は他のモデルよりも長期間販売されることになるモデルである。
- 現時点でK-1は予測を上回るセールスを記録している。
- K-1のターゲットは経験豊かなペンタックスユーザーであり、野外撮影をコンセプトにして設計しており、その優れたパフォーマンスとユニークな機能については多くの顧客からの声が送られて来ている。
8.リコー・イメージングはが最近、欧州で広範なレンズの調査を実施したが、この調査の結果を共有出来るか?
- まだ完全な調査は終わっていない、またこの件についてはコメントすることは出来ない。
9. ミラーレス市場は継続的に拡大しているが、Ricohはミラーレスへの再参入を検討しているのか?
- 我々はミラーレスカメラ市場の動向を見守っているが、現時点でミラーレスカメラの具体的な計画は無い。
10.多くのペンタックスファンはマニュアルレンズを楽しんでいるが、正確なMFに向いているEVFやハイブリッドファインダの開発を検討しているか?
- 我々は絶えずビューファインダーを進化させる方法を研究している。
- アイデアの1つがハイブリッドファインダーである。
- また、現在の光学ビューファインダーを改良することで、顧客がマニュアルレンズでより楽しむ方法を検討している。
11. Image Syncを最新にする計画はあるか? デスクトップソフトウェアの改善計画はあるか?
- いつ実施するかは示せないが、 Image Syncユーザーインターフェイスを改善することを検討している。
- PCソフトウェア(Digital Camera Utility 5)は、ユーザインタフェースよりも主にスピード(処理速度、動作速度)が指摘されており改善したいと考えている。
今後の一眼レフカメラ、中判での競合出現、ミラーレスに対する計画などなかなか突っ込んだ質問をされているようですが、ペンタックスは独自の方向を進んで行くようですね。
また次の製品はK-3 IIIということでしょうか?
K-Pよりもより上位機種としてどのような性能を備えるて来るのか、ペンタックスユーザーのみならず注目ですね。
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