テレビ朝日の番組タモリ倶楽部で相撲の荒汐部屋の猫写真集がなんと4社からほぼ同時に発売されるという事件?とその経緯が紹介されました。
4社が出版した写真集はこんな感じです。
リトルモア社「荒汐部屋のモルとムギ」
72ページ
荒汐部屋 (著), ゆかい (写真), 池田 晶紀 (写真), 川瀬 一絵 (写真), 池ノ谷 侑花 (写真)
特徴とこだわり
- ただかわいいだけではない本格的なドキュメンタリー写真集
- 1番手としてものすごく時間をかけて製作
- きちんと物語が伝わるような写真
- 猫が喋ったりして物語を進めることはしていないw
リブレ社「相撲部屋の幸せな猫たち」
80ページ
荒汐部屋 (著), 安藤青太 (写真)
特徴とこだわり
- リブレ社のお客様は女性が多い
- 女性に萌えてもらうことを意識した構成
- 体の大きなお相撲さんと猫ちゃんの触れ合いにフォーカス
- 思わずキュンとしてしまいしそうな写真を多めにチョイス
平凡社「荒汐部屋のすもうねこ:モルとムギと12人の力士たち」
96ページ
荒汐部屋 (著), 安彦幸枝 (写真)
特徴とこだわり
- 荒汐部屋を紹介する作り
- まだ若い粗塩部屋の歴史が見えてくるように製作
- 猫を通して相撲部屋のことを知って欲しい
- おかみさんのインタビューもしっかり行い、苦労話し等も掲載している
- ストーリーを盛り込んで行った
河出書房新社「モルとムギ 相撲部屋の猫親方」
80ページ
荒汐部屋 (著), 前田悟志 (著)
特徴とこだわり
- 写真だけではなく、ちゃんこのレシピ情報も掲載
4社の写真集が出てしまった経緯
- 2015年10月 荒汐部屋で買われている2匹の猫、モルとムギが話題に
- 2016年12月 リトルモア社がおかみさんに企画書を提出
- リトルモア社はウェブサイト ilive.catのサイトの取材記事で知る
- おかみさんは快諾
- 2016年4月 リブレ社がおかみさんに企画書を提出
- 某動物番組を見て写真集を企画
- おかみさんはリトルモア社に相談し、慎重に進めるべきであると助言をもらう
- リブレ社担当者は一緒に盛り上がるならそれで良いなと思ったw
- 2016年7月 リブレ社がもう1社の存在を知る
- Amazonで調べていたら第三社として平凡社が出版を企画していることを知る
- リブレ社がリトルモア社に連絡し相談
- リプレ社はさらにもう1社、河出書房も企画していることを知る
- 2016年8月 おかみさんから4社にメールを送信
- おかみさんはめんどくさくなって来たので一旦4社が集まって話し合いをすることを提案
- 2016年8月末 リトルモア社で4社会議
- リトルモア社が他の3社に撤退することを提案したが各社強気で引かなかった
- 結局各社自由に製作することになりおかみさんに報告
- おかみさん安心w
- 2016年10月7日 リトルモア社、リブレ社同時発売
- 2016年10月8日 河出書房新車発売
- 2016年11月14日 平凡社発売
猫ブームと相撲ブーム両方を題材にした写真集ということで、4社もの出版社が凌ぎを削っていたお話がとても面白かったです;;^^)
個人的に気になったので;;^^)、6月17日時点での各社の販売ランキングを見てみました。
- リトルモア社「荒汐部屋のモルとムギ」 → 3242位
- リブレ社「相撲部屋の幸せな猫たち」→4876位
- 平凡社「荒汐部屋のすもうねこ:モルとムギと12人の力士たち」→ 4503位
- 河出書房新社「モルとムギ 相撲部屋の猫親方」→3558位
いかでしょうか?
やはり先に企画書を持って行き、長い取材で丹念に製作されたリトルモア社が一歩リードしているようですね!