techinsightsのサイトがiPhone 8 Plusを分解し各モジュール/チップの分析記事を掲載しました。
TechInsights analysts have been working quickly to provide preliminary technical analysis of the Apple iPhone 8 Plus.
techinsightsのカメラモジュールの分析は以下の通り
リアカメラモジュール
- 1200万画素広角 及び 1200万画素望遠カメラ
- モジュールサイズは 21.0 mm x 10.6 mm x 6.3 mm
- 広角側カメラ
- 光学手ぶれ補正(OIS)登載で
- ダイサイズ 6.29 mm x 5.21 mm (32.8 mm2)
- iPhone7は32.3 mm2
- ピクセルピッチは 1.22 µm
- 新しい位相差のピクセルパターンを確認
- 表面にシリコン配線構造が見当たらないことから裏面照射(BSI)タイプのチップ
- 積層構造 (Exmor RS) のチップであることを確認
- 望遠側
- 望遠側カメラにはOIS非搭載(iPhone 7 Plusと同じ構成)
- チップダイサイズ6.29 mm x 5.21 mm (32.8 mm2)
- ピクセルピッチは1.0 µm
- 積層型 Exmor RS センサー
フロントカメラモジュール
- 700万画素
- モジュールサイズ 6.8 X mm x 5.8 mm x 4.4 mm
- ダイサイズ3.73 mm x 5.05 mm (18.8 mm2)
- ピクセルピッチ1.0 µm
- 積層型 Exmor RS タイプ
発表時にiPhone 8 Plusは完全新設計のイメージセンサーが登載されいているとAppleから発表されましたが、Exmor RSセンサーになったということですね。
DxOMAEK Mobileの計測結果
DxO Mark Mobileのテストで、94ポイントを獲得
DxOの歴代テストで最高の結果を出したということです
- iPhone 8 Plusは全スマホの中で最も優れたカメラ性能を持っている1台
- 抜きん出た画質、ズーム機能、業界をリードするポートレートモード
- DxOのほぼ全てのテストカテゴリでトップ性能を記録した
- 先進的なソフトウェア技術によって、ハイダイナミックレンジの記録や、顔認識も素晴らしい仕事をしている
テスト結果まとめ
静止画
- 優れた点
- これまでテストしたデバイスの中で最良のHDR性能
- 顔認識による正確な露出補正
- これまでテストした中でバストのズーム機能
- これまで見たモバイルデバイスの中でベストのボケ(ただ改善の余地はある)
- 気になる点
- 低照度や室内(タングステン)での色被り
- 稀にAFに問題が発生する
動画
- 優れた点
- ブレ補正がとても良い
- アップルのデバイスの中で最良の露出性能(だが業界のレベルには達していない)
- ほぼ全てのライティング下でカラーレンダリングの結果が良い
- 明るい場所で顔認識が良い
- 気になる点
- 稀に露出に問題がある
- 低照度ではノイズが発生する
iPhone 8/8Plusのカメラの数値スペックはiPhon 7/7Plusとあまり変わっていないのですが実質は大きく進化しているようですね!
そして10月にiPhone Xが控えていますが、iPhone 8 Plusより大口径のレンズや望遠側にも光学手ぶれ補正を持つという更に高性能のカメラモジュールが登載されているようですので、こちらも楽しみですね!