オリンパスの45mmF1.2 PROと17mmF1.2 PROレンズとニコンの最新レンズの共通点(Photo of the Day)
写真家の田中希美男先生のブログPhoto of the Dayに、OLYMPUSとNikonのレンズ開発の共通点を説明する興味深い記事が掲載されています。
オリンパスにはレンズ設計などのカメラ関連の製品開発をする部門のほかに、ぼけ味やゴースト/フレアなどの「良いレンズ」や「良い画質」につながる基礎研究をする部門が別にある
Via : Photo of the Day 「ぼけ専門研究者」と「収差測定器」
- オリンパスには、レンズ設計部門と別に基礎研究をする部門ががある
- 基礎研究部門はぼけ味やゴースト/フレアなどの「良いレンズ」や「良い画質」につながる研究を行っている
- オリンパスが独自に開発した「収差測定器」がある
- ニコンの「OPTIA」と同じ原理、同じ目的の測定器
- 「レンズの味」を数値測定し定量化するのが目的の測定装置
- オリンパスの収差測定器を本格的に活用したのが45mm F1.2 PROと17mm F1.2 PROレンズから
- ED25mmF1.2 PROレンズは収差測定器の活用は本格的活用していなかった
確かにOLYMPUSのM.ZUIKO DIGITAL ED 17mm F1.2 PROの製品情報ページを見ると「基礎研究フェーズ」と「開発フェーズ」いう言葉が出て来ますし、収差測定器の画像も掲載されています。
「美しくにじむボケ」を実現するために用いたのが、最先端の顕微鏡開発で培った高精度計測技術によって生み出された超精密「収差測定器」。基礎研究フェーズでは、この測定器を使って歴史的な銘玉の「レンズの味」を定量的に検証。開発フェーズでは、基礎研究フェーズの検証を踏まえたうえで、この測定器を用いてボケを収差レベルで測定し、球面収差曲線を最適にコントロールすることで、開放F1.2の「美しくにじむボケ」と解像力を高次元で両立しました。
Via : 製品特長 M.ZUIKO DIGITAL ED 17mm F1.2 PRO | 交換レンズ M.ZUIKO PRO | オリンパス
この部分、流し読みしていた(いや、読んでない;;;^^)?)のですが、田中先生の記事でその意味が少し判りました。
OLYMPUSが事業部横断?で開発しているPROレンズ、是非使ってみたいですね!!
一方、NikonはOPTIAの運用は2013年から開始しているということですので、Nikonの先端技術を追求はより速いかったということです。
ただもしかしたら他のメーカーもコッソリ研究済みだったりして;;^^)
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