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Lexarを継承したProGradeはXQDカードをスキップし次世代メモリカードCFexpressを供給する

先日Lexarのメンバーが新メモリカードブランドの、ProGradeDigitalが設立されたというニュースが流れましたが、そのProGradeはLexarが作っていたXQDカードはスキップし、Compact Flash Associationが策定した次世代のCFexpressのカードを製品化するということです。

“ProGrade Digital is not planning to manufacture XQD cards at this time,” ProGrade Digital CEO Wes Brewer tells DPReview. “We are however strongly promoting the future standard of CFexpress through our efforts in the Compact Flash Association.”
Via : ProGrade Digital Skips XQD Memory Cards, Pushes for CFexpress

図を見ると、CFastがSATAベース、XQDがPCIe Gen2、そして、CFexpressがPCIe Gen3がベースとなるということで、転送速度は明らかにCFexpressが分がありそうです。

 

こちらに、CFexpressについて詳しい解説が出ています。

CFexpressはオープンスタンダード形式の次なる発展形として、プロ用のイメージング、パーソナルコンピューティング、サーバー、IoT、産業など、より広範なアプリケーションで使用できます。
Via : コンパクトフラッシュ協会がCFexpressファミリーを発表 | Business Wire

なんだか難しい言葉が使われているようですが、これまでのようなメモリカード単体というより、様々な機器で使われるリムーバブルストレージを目指しているということでしょうかね。

 

こちらのページによれば、CFexpressは、XQDとCFASTを統合するもので、サイズはXQDと同じになるということです。

工業用CFexpressは、XQD®2.0とCFAST®2.0の2つの規格を統合し、PCIe®インタフェースとNVMExpress®プロトコルを使用する新しいスタンダードとしたものです。
Via : 工業用CFexpress / 産業用CFexpress

 

とすると、CFastもXQDも既に旧式のものになり、デジタルカメラもPCIE® Gen 3がベースのCFexpress大容量ストレージが搭載されることで、PCのような内蔵ストレージ(但し交換可能な)ものになって行くのかもしれませんね。

技術の進化は凄いですね!(^^;


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