イタリア在住のフォトグラファーKurt Moser氏(Webサイト)は、Ambrotype湿板写真を愛しており、ポートレートや風景の作品を撮影しているということです。
そしてMoser氏の夢はミニタリートラックの荷台を、そのまま巨大なアンブロタイプカメラに改造し、イタリアのドロミテの山岳風景を撮影することで、彼の活動とその夢を語る素晴らしい動画がYouTubeにアップされています。
アンブロタイプ写真は1850年頃に用いられた写真技法ということですが、上の動画のポートレート撮影で使われているカメラはニックネーム”baby”と名付けた1907年製の木製カメラということです。
現代のポートレートとしても、いや現代からこそ、アンブロタイプが映し出す画は凄い表現力ですね。
で彼の夢の実現ですが、ロシアで45年前に製造された URAL375 6輪駆動軍用トラックと、APO Nikkor 1780mm レンズを所有しており、昨年Kickstarterでファンディングゴール €50,000のプロジェクトを立ち上げ€57,566を調達に成功したということです。
こちらが、ミニタリートラックとAPO Nikkor 1780mm レンズを紹介する動画。
そのトラックの改造計画を説明する動画。
Nikon APO Nikkor 1780mm レンズも凄いですがどうやって手に入られたのでしょうか?
トラックもレンズも巨大ですが、また印画するガラス版は約1.5m幅でその重量は約40kgというのも凄いですね(^^;
ベリンミュージアムでこのトラックの展示を行う予定ということで、本当にドロミテにこのトラックカメラが自走して行き、撮影された写真を見てみたいですね!!