Pentax ForumsがCP+2018で行ったリコーイメージングへのインタビュー動画をYouTubeにアップしました。
- 質問:
- ここ最近の市場の大きな変化についてどう考えてるか?
- 製品更新サイクルは遅くなるのか?
- 回答:
- CIPA統計を見ると一眼レフカメラとミラーレスカメラの販売は安定している。
- その一方でコンパクトカメラの市場は縮小している。
- 質問;
- ミラーレスカメラ市場が成長している中、ペンタックスは将来どのような領域に参入しようとしているのか?
- Qユーザーには何かアップデートを提供するのか?
- 回答;
- より将来のことを語ることは出来ないが、ここしばらくQ-S1とQレンズは売り続ける。
- 質問:
- K-1はかなりポジティブな反応を得ているようだが、ペンタックスのフルサイズラインとAPS-Cラインはどのように差別化することを考えているのか?
- 回答:
- フルサイズカメラK-1を発売した直後からユーザーから多くの要望が寄せられた。特にフルサイズ用レンズの必要性について寄せられている。
- よってその要望に答える為我々はフルサイズ用レンズの開発にリソースを集中させている。
- 質問:
- K-70の下位モデルとして、KPより小型な外観でシンプルかつ軽量な一眼レフカメラを投入するつもりはあるか?
- 回答:
- ビギナーのみならず上級ユーザーからもコンパクトかつ軽量な一眼レフカメラを要望していることは理解しているが、現時点でK-70の下位モデルに関する明確な計画は無い。
- 質問:
- 5年後のペンタックスブランドについてどう考えているか?
- 回答:
- ペンタックスは独自のユーザー層を抱えており、今後もペンタックスブランドを成長させていくつもりだ。
- 質問:
- K-1は同じボディのままマイナーな更新だった、今後カメラボディにはどのような方向性を与えるのか?
- 回答:
- 将来のことについて語ることは出来ないが、我々は全ての顧客に対し常に最良の製品を提供して行く。
- 質問:
- KPはAPS-Cのフラッグシップ機であると考えているか?それともユーザーが待ち望んでいる(ディスコンとなっている)K-3IIの後継モデルか?
- 回答;
- K-Pは別ラインの製品である。
- 一方、我々は新型一眼レフカメラでK-3IIの後継モデルのポジションにあるカメラを開発している。
- 質問:
- GRシリーズも継続させるのか?
- 回答:
- はい、GRシリーズは残っており、数日前にGRのWebサイトを4月に再立ち上げを発表した。
- サイトは日本語と英語で公開され、日本国外の顧客に対しても様々なGRシリーズの情報を提供することになる。
- 質問:
- 多くの人は2017年の新発表が少なかったことからペンタックスの将来について心配している。
よりユーザーが関心を持つ方向性を示すことは出来るのか?
- 多くの人は2017年の新発表が少なかったことからペンタックスの将来について心配している。
- 回答:
- 昨年の発表はゆっくりしていたが、ご存知の通り我々の最新製品ロードマップのように多くの製品の開発を行っている。
- 質問:
- 前回のインタビューであなたは、動画撮影時の手ブレ補正動作について言及していました。今でもそれを考えているか?
- 回答:
- 現時点で手ぶれ補正を提供していないこと申し訳無く思っている。
現時点でも開発を続けている。
- 現時点で手ぶれ補正を提供していないこと申し訳無く思っている。
- 質問:
- 動画機能を進化させるつもりはありるか?例えば4K RAW出力等。
- 回答:
- 現状のハードウェアでは4Kは不可能だが、将来のモデルでは適用したい。
- 質問:
- AFについてより進化させる何らかのステップを持っているか?
- 我々はライブビュー時のハイブリッドAFを見てみたい。
- 回答:
- K-70では顔認識システムを搭載した。
- 他の一眼レフカメラのハードウェアも進化させたいと考えている。
- 質問:
- どの領域でペンタックスレンズのラインナップを強化して行くと考えているか?
- 回答:
- まずはスターシリーズレンズを拡張し、その後Limitedレンズシリーズを拡張させて行く。
- 質問:
- K-1 ユーザに対してはテレコンバーターが欠けている。
このような要求を満足させるようなアクセサリについてはどう考えているか?
- K-1 ユーザに対してはテレコンバーターが欠けている。
- 回答:
- 我々はフルサイズ用のコンバージョンレンズのリリースを計画しているがいつ出すかについては決定していない。
- 質問:
- プロ向けのアクセサリを、特に照明の領域を強化する計画はあるか?
- 回答:
- 製品のアナウンスについてはコメントすることは出来ない。
- しかし我々は常に時代とユーザーの要求を聞き続けている。
- 質問:
- 最後にペンタックスのファンに対して何かコメントはあるか?
- 回答:
- リコーとペンタックスの製品を使って頂きありがとうございます。
- 我々は出来る限り最良の製品を提供し続けて行きたいと考えています。
噂のミラーレスカメラは未だ先になりそうですね。
その代わりPentax Qは未だ健在のようで一安心といった感じでしょうか。。。。
ただ、インタビューの回答は全体的にちょっと歯切れが悪い感じもしないでもないですが(^^; GRに関する回答ははっきりされているように感じました。
更に動画では答えられなかった質問を追加してということで、Webの方にテキストでアップされています。
We’re happy to present our CP+ 2018 interview with Ricoh Imaging representatives about Pentax products and developments.
Via : CP+ 2018 Pentax Interview – CP+ 2018 | PentaxForums.com
- 質問:
- K-1からK-1 IIへのボディアップグレードで、K-1IIに搭載された“最新AFアルゴリズム”も含まれているか?
- 回答:
- はい、K-1アップグレードサービスが適用された場合、AF性能はK-1 Mark IIと同等となる。
- 質問:
- K-1 IIに搭載された、新AFアルゴリズムの改良点は?
- 回答:
- 主に動体の追従性能が進化している。
- AEセンサ(色情報)とAFセンサ(距離情報)から取得した被写体を評価する機能を最適化することで、AF追従性能が向上した。
- また、動体の背景への合焦抜けも減少しており、更にレンズ毎の最適化によって合焦速度を改善した。
- 質問:
- アクセラレーションチップはどのように動作するのか?技術的に更に詳細に説明してほしい?
- 回答:
- アクセラレータユニットは、画像センサからの信号を最適に処理し、PRIME IVエンジンに転送しRAWデータが作成される。
- このようなハードウェア構成の変更によって、当社のエンジニアは画像処理アルゴリズムをISO 100から819200として再設計した。
- この利点は、高感度化のみならず、幅広いISOレンジに適合出来るようになったことである。
- 質問:
- “Pentaxian”と呼ばれる方々をどのように考えているのか?
- 回答:
- “Pentaxian”に具体的な定義は無いが、Pentaxを使って頂きサポートして頂ける方と考えている。
- 質問:
- 多くの方々はPENTAXの2017年の新製品発表のペースが落ちていたことで、その将来の方向性について憂慮している。
ユーザに対しもっと何か示すことが出来るか?また方向性について示すことが出来るか?
- 多くの方々はPENTAXの2017年の新製品発表のペースが落ちていたことで、その将来の方向性について憂慮している。
- 回答:
- 我々はサービスやサポートからシェアされており、例えばファームアップに対する地域ごとに異なるというような情報を得ている。
- SNS等を活用することで、海外の顧客ともできるだけ多くの情報共有を行うことを、活性化するために社内構造を整備している。
- 質問:
- 日本国外の市場でも、実店舗を整備するような活動を行っているか?
- 回答:
- 市場ごとに異なるが、例えば、フランスのImages PhotoのようなPENTAXを扱う販売店とのパートナーシップを強化している
- 質問:
- あるユーザーがK-3が突如完全終了してしまうことをレポートしている、これを解決するにはサービスステーションでメインボードを交換することになった。
その原因は内部回路のショートだった。この問題がK-3のあるロットで発生することを認識しているか。
- あるユーザーがK-3が突如完全終了してしまうことをレポートしている、これを解決するにはサービスステーションでメインボードを交換することになった。
- 回答:
- サービス部門からの報告で何件か同様の問題が発生していること確認しているが、K-3の特定のロットでは発生していなかった。
- とにかく、製品品質の向上を継続させている。
- 質問:
- インドで発生したトラブルを考慮しても、RICOHはインドでPENTAXのカメラの販売を継続するのか?
- 回答:
- はい、我々はインドでもPENTAXの販売を継続する。
- 質問:
- 三脚でのリアル・レゾリューション・システムと、手持ちでのリアル・レゾリューション・システムIIの比較はどうなるか?
- 回答:
- リアル・レゾリューション・システムは三脚での使用がより効果的で、手持ちよりもローノイズかつ偽色の無いイメージとなる。
いかがでしょうか?
世界で唯一APS-C、フルサイズ、中判の3種類の一眼レフカメラを作り続けるメーカーとして今後も素晴らしいカメラを出して欲しいですね!
勿論次のGRも本当に楽しみにしています!
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